大阪府コロナ会議後、吉村知事囲み取材(全文2)12月下旬までには下降曲線に
一定レベルとはどの水準を考えているのか
吉村:年末年始というか、この12月下旬に、年末にいく前に感染するのを、だから中旬から下旬に感染するのを防ぐというのも、年末年始の医療体制を守るという意味でも大事なことなんじゃないかとは思っています。 大阪日日新聞:大阪日日新聞の木下といいます。今、おっしゃった感染拡大の抑止についてお伺いします。藤井部長とのお話の中でも一定レベルまで抑制しないと、たぶん次の波のことを想定しておっしゃっていたと思うんですけども、次の波が来たときに医療機関が持たないという話があったと思います。それで例えば週、人口10万人当たりの新規陽性者数ですとか、週の感染者数でもいいんですけれども、一定レベルまで抑え込むっていうのはどの水準を考えておられるか、もしあられたらお願いします。 吉村:今の段階でどの人数までというところまでは、僕自身はないです。今はとにかく赤信号を黄色信号に変えたいというところ。で、重症病床の使用率が非常に逼迫しています。重症者の数も多いです。ここをなんとか抑えていきたいという一心で今、いろんな取り組みのお願いであったり、していると。陽性者数が減らないとそこは減らないので、その重症者のベッドがオーバーフローしないことに、ある意味ちょっと注力しているというのが今の僕の現状かなというふうには思っています。 だからまずは黄色信号を目指すと。60%未満ってなるとこれは50%台になりますから、そういった意味では、医療の非常事態は抜けることができると思うので。それでも最前線で働く医療従事者の皆さんは大変なんですけども。今のまま増えていったら本当にこの病床っていうのは非常に、ものすごくやっぱり重症者は厳しい状況になるので、ここをなんとか黄色信号に持っていきたいと、そこが今の僕の目標です。あとは感染の陽性者の高止まりですから、これを12月下旬までになんとか下降曲線に乗せたいというのが今の目標です。