テレワークOKの企業に転職し、出勤は週3回です。毎日出社しない場合、「通勤定期」を購入するのは損でしょうか?都度支払う場合と比較して、どちらが得でしょうか?
テレワークの推進で会社への出勤回数が減った人にとって、通勤定期は買うべきなのでしょうか。 本記事では、通勤定期のメリットとデメリット、都度支払う場合のコスト比較を行い、それぞれのケースでどちらが経済的に有利かを分析します。また、交通費の節約方法についてもアドバイスします。
通勤定期のメリット
通勤交通費は、会社へ通勤するための費用として会社が従業員へ支給する福利厚生の一つです。定期券として何ヶ月分かを現物支給する場合や、通勤交通費を実費で支払うなど支給方法には特に決まりはありません。 通勤定期のメリットは、窓口や券売機に切符を買うために並ばなくても、好きな時間に購入ができることや、モバイルSuicaなどスマートフォンと一体型の定期券であれば、楽に持ち運びできるところです。特に、スマートフォンと一体型の場合には、定期券を忘れるといったトラブルを防ぐこともできます。 また磁気定期券は、紛失してしまったり盗まれたりしたら再発行ができません。一方、モバイルタイプの定期券は、万が一紛失や盗難に遭った場合にも定期券の部分が保障されています。 そのほか、モバイル型定期券の購入はクレジットカード決済も利用できるため、クレジットカードのポイントを貯めることも可能です。
通勤定期のデメリット
通勤定期券には、デメリットもあります。カードタイプの定期券の場合は、500円程度のデポジットが必要なケースが多いです。また、他のショッピングカードなどと一体型にする場合は、年会費がかかります。さらに、モバイル型定期券のなかには、スマートフォンに「おサイフケータイ」アプリのインストールを必要とされるものがある点がデメリットです。 また、通勤定期を購入したあとに月の途中で払い戻しが必要になった場合、その月の料金は払い戻しができないこともデメリットといえます。払い戻しのときには手数料も差し引かれるため、支払った分よりも少ない金額が返金されることになる点に注意しましょう。