テレワークOKの企業に転職し、出勤は週3回です。毎日出社しない場合、「通勤定期」を購入するのは損でしょうか?都度支払う場合と比較して、どちらが得でしょうか?
週3程度通勤の都度払いと通勤定期のコストを比較
テレワークが多い会社に勤めていて、週3回程度しか電車を利用しない場合の交通費について比較してみます。 例えば、横浜から東京までJR東海道本線を月15日利用する場合の交通費を例に計算してみます。IC払いでは、片道の交通費が483円となっているため、往復で1日966円です。毎回都度払いで支払うと、月15日の場合は「966円×15日=1万4490円」になります。 同じ区間の定期券代は、1ヶ月が1万4640円、3ヶ月が4万1720円、6ヶ月が7万350円です。一番お得といわれている、6ヶ月の定期代と比較してみましょう。 月15日×6ヶ月で90日となり、6ヶ月定期券代の7万350円で割ると1日あたり約781円です。月に15日使用すれば、都度払いの966円と比べると交通費が安くなることが分かります。 定期券の購入期間にもよりますがコスト面だけを考えると、日数や通勤路線の料金によっては、通勤定期を購入するよりも都度払いのほうがお得になることもあるため、利用日数と交通費を計算してから定期券を購入しましょう。
交通費の節約方法とは
通勤にかかる交通費は、通勤時間や通勤の頻度にもよりますが、少しの工夫で交通費を節約することが可能です。主な節約方法は以下の通りです。 ●6ヶ月分の通勤定期券を購入する ●可能な距離であれば、自転車や徒歩で途中駅まで通勤する ●通勤日数が少ない月は回数券を利用する テレワークがある場合でも、おおよその会社出勤の日数が分かるのであれば、通勤定期を購入した場合と都度払いのどちらがお得なのかをあらかじめ計算しておきましょう。週3程度の出社の場合は、6ヶ月分の通勤定期をまとめて購入したほうが断然お得な場合が多いです。出勤日数が少ない月は定期券を切り替えるタイミングで、回数券の利用も検討してみましょう。都度払いをするよりもお得な場合があります。 また可能な距離であれば、自転車や徒歩で途中駅まで出勤することも交通費の節約につながります。健康にもよいので、利用する路線を見直してみてもよいでしょう。
通勤定期か都度払いか日数で比較して購入しよう
通勤定期は、電車の利用回数によっては都度払いするよりもお得です。しかし、利用回数が少ないとせっかく定期券を購入しても、もったいないことになってしまいます。また、払い戻しをしても返金額は少なくなってしまうため、日数をよく比較検討してから購入しましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部