大谷翔平が見据える二刀流の“未来” 2026年WBC出場へ改めて意欲、28分間の激白…一問一答
50-50達成&ワールドシリーズ制覇、今年の漢字は「一」
――今年の漢字を一字を表すなら。 「久々にその質問来ましたね。ふふふ。何ですかね。えー、なんだろう。優勝の『優』でもあり、一番の『一』でもあり、50―50の『五』でもあり、たくさんあるんですけどね(笑)」 ――1つ選ぶなら。 「1個? 『一』じゃないですか。じゃあ。優勝の一番になったということと、移籍1年目だったということと。という感じですかね」 ――いつも常識や限界を超えてくる。ご自身でどう捉えているか。 「なんでしょうね。もちろん子どもの頃、野球を始めた最初からメジャーリーグにやってきて、本塁打王になったりとか、MVPをいただいたりとか、優勝できたりとか、というところまで最初から想像できたわけではないので。上がっていくにつれて少しずつ見える先が広がってきたような感じではあるので。この先もそれはあまり変わらないんじゃないかなと思うので。少し先を見据えるくらいで十分なのかなというか、そのくらいがちょうどいいのかなとは思ったりはしていますね」 ――左肩を怪我をして、投球や打撃に左肩がどういう役割をしているか。気づきがあったか。左肩をどう動かせばよりいいものに近づくかという発見はあったか。 「打撃に関してはまだ打ったりとか、バットを振ったりとかはできていないので。投球に関しては多少、70マイルくらいですかね。そこそこは投げている。ある程度、怪我の功名ではないですけど、必ず怪我をすると、膝の時もそうですし、肘の時もそうですけど、そういう大なり小なり気づくことはあると思うので、改めての確認であったりを含めて、発見は毎日リハビリの段階が上がれば上がるほど増えてくるのかなとは思っています」 ――バッティングで構えの重要性を言っているが、足の感覚やバットを持っている感覚など、いい構えはどういうものを言うのか。 「自分の中の感覚としては、正しく立てているなというのが一番ですね。腕の高さであったり、グリップの自分の体からの遠さだったりとかで、重心の位置はずれるんですけど、例えば、それをスタンスで変えるのか、開き具合で変えるのか、あとは下は変えずに手のバランスで変えていくのか、目線で変えていくのかとか。主観の部分ではそういうところが一番大事だなとは思っているので、そこさえ整えば、ボールが来る前にある程度打てる予測というのが、しやすいなと思っています」