大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす
巨人は一体どうしちゃったのか――。 今オフ、積極的にFA選手の獲得に乗り出しながら、昨11日はソフトバンクからFA宣言した石川柊太(32)がロッテ入りを決断。阪神に残留する大山悠輔(29)に続き、2連敗となった。 【写真】ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」 巨人がFAで選手を獲得したのは、DeNAから井納、梶谷が入団した2020年オフが最後。昨年は山崎福(現日本ハム)、22年には森(現オリックス)の獲得に失敗し、目下4連敗だ。他球団より条件はいいはずなのに、なぜ敬遠されるのか。 近年、巨人が獲得に乗り出した某FA選手の代理人がこう明かす。 「FAで巨人に入った梶谷は、故障の影響もあって途中で育成契約になった。ケガをしたからとか、年俸は据え置きといわれても、FAで入ったのに育成に格下げはショックです。井納は大したチャンスももらえず引退。巨人から提示された条件は、他球団よりいいのは確かだけど、毎年補強ばっかりでダメならすぐ二軍。腰を据えて起用してもらえない印象を抱いていました。プロだから競争は当たり前ですが、MVPを取って巨人へ移籍した小笠原や丸のように、絶対的な成績を残せる選手じゃないと、いつ切られるか分からない。だから覚悟が決められないというわけです」 パのあるベテラン選手は「何年も前の話ですが……」と苦笑いまじりに、こう振り返る。 「国内FA権を取った時、巨人のフロントが知人を介して『もしFAするなら、今年1年は待ってくれない?』と打診してきた。『何でですか?』と聞くと、『来年同じポジションの大物がFA権を取るから、その選手との兼ね合いで獲得するか決めるから』って。『絶対、君が欲しい』なら分かるけど、そっちが取れたら僕はいらないってこと? それで待ってろって……。以前は巨人が声を掛ければ喜んで入団した選手が多かった。そのオゴリを感じましたね。返事? 言うまでもありません(苦笑)」 入団後の待遇や起用法に加え、人気球団ゆえの「上から目線」も、あるいはFA戦線で日本人選手に敬遠される理由かもしれない。 ◇ ◇ ◇ 巨人は今オフ「FA3人取り」を目論んでいたものの、大山と石川にフラれ、残りは甲斐のみとなった。とんだ赤っ恥である。このまま甲斐の獲得に失敗しようものなら、山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先は誰に向くのか。「クビが飛びかねない人物」とは、いったいーー。 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。