大谷翔平が見据える二刀流の“未来” 2026年WBC出場へ改めて意欲、28分間の激白…一問一答
前々から故障も想定「TJは必ずするだろうなと思っていた」
――故障の想定とはどのくらいしているのか。 「TJ(トミー・ジョン手術)に関しては、必ずするだろうなとは思っていたので。それはメジャーの1年目だとは思っていなかったですけど、そこは必ずするとは思っていました。2回目のタイミングはやっぱり5、6年投げてどうだろうなと想定していましたけど、逆に言えば、5、6年経ったのが今年の終わりくらいなので、30の終わりで2回目のTJをするより逆に早い方が良かったのかなと思う部分も今思えばあったりと思うので。タイミングに関しては分からないですけど、そういう想定、いろんなパターンを想定をしておくことが大事だなと思いますね」 ――今年59盗塁を決めた。走塁、盗塁でつかんだものは。 「盗塁は一番は帰塁ですかね。リードと帰塁が一番ですかね」 ――盗塁のスタートではなく。 「そこまでですかね。しっかりとした姿勢で構えて反応できれば、ある程度、いいスタートが切れると思うので。それよりはしっかりとしたリードを取りながら牽制が来た時にしっかり戻れるという自信があることがスタートを切る、または二塁に進んでいく過程で大事だなという感じですかね。今年に関しては」 ――来季は二刀流でプレーするが、盗塁や走塁への意識は変わってくるか。 「誰が前後を打つのかとか、それにもよったりするので。今年最初、2番でムーキーが1番で。ムーキーが怪我から帰ってきた時はスイッチしましたけど。それによって、ある程度、走塁に関しては変わったりすると思うので。後ろで例えばゲッツーの多い打者がいるのかによって、ある程度、失敗のリスクが少し高い場面でもいった方がいい場面というのもあると思いますし、点差によっても。なので、そこら辺は臨機応変にというか。何年もメジャーでやってきましたけど、前の年と全く同じラインアップということは可能性はないので、必ずメンバーが誰かしら変わってクリーンアップも変わっていくことの方が多いので、そこは新しく入った選手ともコミュニケーションを取りながらやっていく必要があるかなと思いますね」 ――来季は盗塁数が減るという声もある。覆したい思いは。 「数字はもちろん積み重ねでしかないので。特に盗塁に関しては成功数よりも失敗数の方が僕は大事にしたいと思っているので。何本企画するかより、企画した中でしっかりと成功する。割合が高ければそれが勝利につながる可能性がもちろん高いと思うので。そこのまずは大前提として失敗を減らしていくという作業をしながら、いける時にはもちろんいく姿勢というのは、例え投手として投げていたとしても、そのゲームの中で。もちろん進塁した方が可能性が高いのであれば、もちろんいく準備はしたいなと思っています」