名古屋市・河村市長が会見12月21日(全文2)今年はコロナが最大のテーマ
今年1年市政はどうだったか
中日新聞:市長すいません、中日新聞、【タケダ 00:30:14】ですけど、今日、市長の会見、今年2020年最後になると思うんですけれども、よくある質問になりますが、今年1年振り返って、コロナ対策、あるいは以前から重要課題といわれる名古屋城の木造復元、あるいはリニア開業に伴うまちづくりなどいろいろな課題がありましたけど、それぞれ課題を踏まえて、市長、今年1年市政どうだったかというのをちょっと振り返っていただけないでしょうか。 河村:私の場合は士農工商を打ち破るとか、自分で言うのもなんですけれども、目標がものすごい高いもんだで、これはですね。そういうことから言うと、なかなか、という。できんこともあったいうことになりますけど、点数付ければ、それは130点だという気持ちでやってますけどね。大きいので言えば、やっぱり減税も大きいですよ、これ。毎年、全世帯1万円と減税されまして、年間100億、110億ですから、もうすぐ。減税の効果が実は倍に表れておりまして、このコロナ禍になってからちょっと数字が出ておりませんので、これはちょっと異常事態ですから、ちょっと分かりにくいですけど。 通算10年で1000億減税したら、1000億増収になったと。減税前から1000億だから、下から言うと2000億増収になって、いろんな指標で、去年やりましたかね。経済と、それから生活と、文化がちょっとこれ入っておりませんので、観光とかでは、一応8大都市だったかな、10大都市か、で、名古屋がナンバーワンということになっております。なので、これはやっぱり皆さんに喜んでいただいとるので。欲を言えば切りがないと思いますけども、そう思っております。それから私の800万も、本当にやけくそといいますか、痩せ我慢の極みですけど、ちゃんと続けておりまして、これはこれでようやってきたなというふうに思いますね。
戦争で失われた天守閣はたくさんある
お城も、これは名古屋千年の計ですので、1000年先まで、ぜひ木造天守を、日本のために、世界のためにも残したいということで。課題というか、文化庁からは、議会でも答弁しましたように、前へ進めましょうと。ただ、専門家、学者、専門委員の皆さんとは仲良う、仲良うじゃないけど話をちゃんとまとめて進んでくださいねと。 ただ、一号ですから、戦争で失った天守閣ってたくさんあるんですわ。十幾つだ、13だったかな、いっぱいあるんです。その中で、これ、第一号になったと。名古屋城は国宝一号ですし、また、このコンクリート天守を造ったやつを復元する第一号ということは、文化庁からは丁寧にお願いしますわということで進んでおりますんで。 だけど、私はとにかく、若づくりにしとるけど、72だもんで、【ヤオト 00:33:47】が近づいてまいりましたんで、とにかく早うつくらな見れやせんがやと。上れやせんがやというふうに言っとる状況でございますが、大変な苦労ですわ、これは。いったんコンクリートで造ってしまったのをやっていくいうことは。コンクリートで造ったときの議事録は、名古屋タイムズに会議録が出ておりますけど、当時の名古屋市長の小林橘川さんと、それから愛知県知事の桑原幹根さんとの対談の中で、名古屋市長は、小林橘川さんはどう言うとるかいうと、お城はアクセサリーのようなもんだと。ほんで、まあ、そうだわ、そうだわ、言ってですね。そういう時代だったわけです。入場料ぐらいは稼げるだろうと。名古屋タイムズの記事の中でお2人の対談が載っております。 ですから、私らからすると、当時はそうだったか分からんけど、そんなアクセサリーじゃなくて、名古屋のアイデンティティーの一番根幹をなすそのものだと、それは。人間で言うと心臓か脳か知りませんけど、そのようなもんだという認識ですから。だけど、一応、着実なステップで進んでいると。 あとは子供さんについて、1人のお子さんも死なせない名古屋というのがスローガンですけれど、これはなかなかあまりしゃべれませんけれども、苦しい状況があります、またこれは。だけど、さらに1人の子供さんも亡くさない、それとやっぱり学校が楽しくなる、みんな子供さんが。学校行くのが面白えと、自分の好きなことをできるがやと、そういうふうに言っていただけるように、常勤スクールカウンセラーももう150名を超えて、延べで相談した人が10万人以上になっていますから。こんなところないですから、常勤スクールカウンセラー、名古屋しか。ものすげえ応援ができとるんじゃねえかなと思いますね。