「おかえりモネ」朝ドラヒロイン清原果耶 美少女モデルから女優へ
NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜午前8:00、土曜は1週間振り返り)が佳境を迎えつつある。気象予報士として歩み始めた永浦百音(愛称モネ)を描く東京編(第10週~第18週)が終わり、20日から第3部となる気仙沼編が始まる。17日には古谷萌氏がアートディレクターを担当した新ビジュアルも番組公式サイトでお披露目された。ヒロインとして物語を牽引する百音役の清原果耶はどんな女優なのか、女優デビュー・朝ドラ初出演当時からキャリアを振り返ってみたい。
小学生の頃から演技に興味
清原が朝ドラヒロインを務めるにふさわしい大きなステップアップとなったのが2019年前期のNHK連続テレビ小説「なつぞら」だろう。広瀬すず演じるヒロイン・なつの妹・千遥役を好演しドラマを盛り上げた。2018年に看護師の青田アオイ役でドラマ初主演を果たしたNHK総合ドラマ10「透明なゆりかご」とあわせて清原の出世作と言っていい。「透明なゆりかご」は大ヒットした沖田×華氏の人気コミックをドラマ化したものだが、このときNHK総合で初めて脚本を執筆した安達奈緒子氏が「おかえりモネ」の脚本も担当している。今回はオリジナル作品だ。 ところで清原の女優デビューとなったのが13歳の頃に女中・ふゆ役で出演したNHK連続テレビ小説「あさが来た」だった。2015年後期の朝ドラだが前年に大手芸能事務所アミューズの新人発掘オーディションでグランプリを獲得し芸能界入り、「三井のリフォーム」CMやファッション誌「ニコラ」の専属モデルなどで話題になり始めたタイミングだった。まだ中学生で、週末になるたび地元・大阪から東京へ通いレッスンや仕事をこなしていた。 女優というよりネクストブレーク候補として注目される美少女モデルといったイメージだった清原を当時取材すると芝居には小学5年生頃には興味を持ち、ミュージカルやバレエを習ったことを話していた。またそれ以前のエピソードとして「3、4歳ぐらいの頃には家のテーブルをステージにして歌い踊ってお父さんに怒られていました」と話していたから、幼い頃から表現する気持ちが旺盛だったのだろう。