自民・石破氏、総裁選出馬会見 質疑応答(全文3完)金融政策は急には変えない
私があれこれ申し上げることではない
菅長官のいろんなご指摘については、一番長官がご存じのことなんだろうというふうに思っております。そこにおいてさまざまな批判もある。1日2回の会見に臨んでこられたのも菅官房長官であります。そういう批判に対してどう応えるかということ、そういう批判をどう認識するかということは日々菅さんが実感をしておられることなのであって、総理は代わるわけですよね。同じ人格ではないわけですよね。菅長官がそういう批判をよく認識し、そしゃくをし、自分の中で解決策を見いだしていかなければ、それは安倍政権に対して寄せられた批判と同じものが寄せられる危険性なしとしないというふうに思っております。私があれこれ申し上げることではございません。一番認識の菅長官が、そのことについてのお答えをお出しになるというふうに考えておるところでございます。 司会:あと、その辺1人いらっしゃいましたか。じゃあどうぞ。
党員の信頼を得るために自民党には何が必要か
中国新聞:中国新聞の【サカイ 00:59:46】と申します。よろしくお願いいたします。広島で河井夫妻の買収事件、あと政治と金、こういった問題を機に自民党員が党費を払いたくないと、先ほどおっしゃられましたけど、そういった問題がある中で、今回、党費を払って総裁選の権利を持つ党員が投票できない。こういった状況にある中で党員の思い、自民党の現状をどう見るかということがお聞きしたいのと、あと、今後、党員の信頼を得て、党員を拡大していくために自民党は何が必要か。これらについてお願いします。 石破:広島の問題は、私はかなり深刻に捉えているところでございます。多くの首長さんなり議員さんなりということが責任を取ってお辞めになったということ、そしてわが党が2議席を獲得できなかったということ、議席におられた方、あるいはその配偶者の方々が現在裁判を進行しているということ。これは極めて深刻に捉えなければいけないと思っております。 そこにおいて党員の方の信頼を回復するのは決して容易なことではございません。このことに、これを、時が過ぎればみんな忘れるさとか、そこの首長はそこの人たちが選べば良いのさと。自由民主党っていうのは、私、鳥取県連会長でございますが、国政と同時にいろんな地方の政治にも責任を持っております。そこにおいて自由民主党は今回の事件をどう反省したのか、地方にどんな迷惑を掛けたのか、そのことをちゃんと総括をした上で、裁判でつまびらかになっていくことですから、ここで予断をもって申し上げることはいたしませんが、そこにおいて反省すべき点は必ずあるはずです。そこをちゃんと分かってるね、あらためたねっていうことは、広島県での責任というよりも、自由民主党全体の責任だと思っております。 お金で票が左右されるということが仮に事実であるとすれば、あってはならないことでございます。それが、党員が払った党費が原資であるとするならば、それはおかしいんじゃないの? と批判が出るのは当然のことであります。事実関係は裁判において解明されることですが、そこにおいて明らかになった事実に、自由民主党全体として真摯に、誠実に臨まなければ、広島における信頼も国民全体に対する信頼も、回復は難しいと認識をいたしておるところでございます。 司会:それでは、すいません、時間まいりましたので、自由民主党総裁選に向けての石破茂会長の記者会見を終了させていただきたいと思います。取材いただいたメディアの皆さん、どうもありがとうございました。これにて終了させていただきます。 石破:ありがとうございました。 (完)【書き起こし】自民・石破氏、総裁選出馬会見 質疑応答