自民・石破氏、総裁選出馬会見 質疑応答(全文3完)金融政策は急には変えない
独立メディアにも出演して政策を話す考えは?
IWJ:すいません、インターネット報道メディア、IWJの城石と申します。先般の安倍総理の会見で、総理とメディアの在り方について質問があったんですけれども、先ほど石破会長は、呼ばれればどんなメディアに出ても政策を話すとおっしゃいましたが、それは新聞とかテレビのような従来の大メディアだけではなくて、われわれのようなインターネットの独立メディアも含まれますでしょうか。つまりIWJがお願いすれば、ご出演いただけますでしょうかっていうことが1点と、それと関連して、現在IWJは自民党へも、首相官邸も、記者クラブに阻まれて会見に入れません。石破会長が自民党総裁になられた場合、自民党や官邸、フリーや独立メディアに開かれた会見を行うぞという改革はありますでしょうか。 石破:前段のご質問は時間が許す限り対応させていただきたいと思っております。メディアをえり好みするということは基本的にいたしません。ただ、後段のご質問は内閣記者会というんでしょうか。それがどういうふうなご判断になるかということも考えていかねばならないことでありますが、なろうことならば、多くのメディアの方々に会見にご出席いただきたいというふうに思っております。そこは官邸と内閣記者会との間でいろいろなルールがあると承知をいたしておりまして、私どもがというかな、【官邸場所は 00:49:35】こうせよということが言えるのは、なかなか難しいのかもしれません。ただ、私としてはできるだけ多くのメディアの方にご参加をいただくということは必要なことではないかと個人的に考えておるところでございます。十分なお答えでなくて申し訳ありません。 司会:ほか、いかがでしょうか。じゃあ今の3人で、前の女性の方、真ん中の方、一番奥の方。3人いらっしゃるので、ちょっと3つ続けてよろしいでしょうか。ばーっと。どうぞ。
日銀の独立性をどう見ているのか
東京新聞:東京新聞の【イチカワ 00:50:10】と申します。先ほどの安倍政権の金融政策と関連した質問なんですけれども、現在、株価は、コロナ禍ですが2万円を超えてまして、金融緩和はずっと異次元で、中央銀行の独立という形ですが、株価を支えているのは一定の外貨【買いで 00:50:32】、日銀の財務状況、つまり日本の信用性についても疑義を唱える声が内外から聞こえておりますが、石破先生が首相になられた暁には、そういった日銀、中央銀行との関係、独立性等をどういうふうに見ていらっしゃるのか、お考えをお聞かせ願います。 司会:続いて、じゃあ真ん中の方お願いします。そこでいったん切ります。 読売新聞:読売新聞の工藤です。先ほどの憲法に関連して、24年の憲法草案が唯一だとおっしゃられました。一方で、自民党は4項目の憲法改正イメージ案というのを示していますけれども、政権取ったのちには、この4項目の取り扱いについてはどういうふうにお考えでしょうか。よろしくお願いします。 石破:前段のご質問でございます。今の金融政策というものが株高をもたらしたということは、それは確かだと思っております。それは円が安くなったということとかなり連関性がございまして、1万ドルでさえ買えなかった株が6000ドルで買えるようになった。そうすると外国人投資家の方々が株を買うということになって、それは株が上がるということが起こっております。そして日銀の果たしている役割、年金との関係もご指摘のとおりでございます。