気づいたら同じ色の服ばかり…少し色を足すだけで、着こなしの幅がグッと広がる!人気スタイリストが教える、グレーや黒に合う色の選び方・合わせ方
「洋服はたくさんあるのに、今日着たい服がない」「買った服を上手く着こなせない」という悩みを抱えている方は多いはず。「選び方のコツがわかれば、自然とおしゃれになれる」と話すのは、プロのスタイリストとして活躍する植村美智子さん。今回は、植村さんの著書【マイナビ文庫】『洋服の選び方 自分に似合う、洋服のかたちと色がわかる』より、洋服の色の選び方、合わせ方についてご紹介します(イラスト◎米山夏子) 【書影】プロのスタイリストが教える、自分に似合う「洋服選びのコツ」 マイナビ文庫『洋服の選び方 自分に似合う、洋服のかたちと色がわかる』 * * * * * * * ◆色の選び方、合わせ方を知って幅を広げよう 「基本色」と「効かせ色」、コーディネートを作るうえで大切なキーワードです。「基本色」とは、ネイビー、ベージュ、グレーなどのいわゆるベーシックカラーで、安心する、落ち着く色のこと。 「効かせ色」とは、赤、黄、ピンクなどのカラフルで、気分が上がる、いまを感じさせる色のこと。 色の合わせ方は、「基本色×基本色」、「基本色×効かせ色」の2パターンがおすすめです。「基本色×基本色」の組み合わせは、異なる色の組み合わせ(ネイビー×ホワイト、ホワイト×ブラックなど)と、グラデーションの組み合わせ(グレー×ブラック、スノーホワイト×オフホワイトなど)が考えられます。 「基本色×効かせ色」は、ベージュ×レッド、グレー×イエローなど、個性を出すカラフルな色を取り入れた着こなしです。安心して着られる「基本色」をベースにすることで、自分らしさをキープしながら着こなしを作ることができます。 「効かせ色」を取り入れることに抵抗がある方は、組み合わせのコントラストを弱めてみるといいでしょう。 たとえば赤いニットに白いボトムを合わせるとコントラストは強く、派手な印象に仕上がりがちですが、赤いニットにベージュのボトムを合わせるとコントラストは弱まり、落ち着いた印象にまとまります。 服で「効かせ色」を取り入れることができない方は、バッグやシューズなど、小さな面積でも有効です。 安心できる色も大切ですが、似合う色、好きな色を知っているとコーディネートの幅はぐんと広がります。
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