【50代、3カ月で「使える筋肉」を増やす⑧】課題はタンパク質増し増しの食事。筋肉を増やすための秘策は、腹圧と骨盤底筋コントロール!
タンパク質を消化吸収する力が弱い人はどうしたらいい?
最初、タンパク質を増やそうとするあまり、お肉の塊を食べたときなど胸焼けや胃もたれが起こることもあった安川さん。特に食欲のない朝は、ヨーグルト&フルーツ、豆乳などを工夫して口に入れるようにした。
朝食は玄米フレークにヨーグルトとバナナ、豆乳オレなど。なんとか朝食でタンパク質を口に入れはするものの、数日で胃もたれを発症。 「食事はとにかくよく嚙んでゆっくりと。タンパク質の摂取に胃腸が慣れていないと、胃もたれや胸焼け、ガスがたまるなどの症状が出る人はかなりいます。嚙んで唾液と混ぜることが消化の第一歩なので、柔らかいものでも30回は噛みましょう」(麻生さん)
職場にお弁当を持っていくことにした安川さん。「お昼はパスタや丼など1品のものでなく、なるべく定食スタイルのもの」というアドバイスを受け、お弁当のほうが楽だと考えたのだった。
コンビニおやつ。プロテインドリンクや半熟卵でタンパク質補給。
夕食もタンパク質メインに工夫。肉・魚・大豆製品・卵などを必ず入れるようにした。 「食事は好きなものを楽しく食べたいと思っていたので、タンパク質をとらなければ…と頑張ることで、ちょっとつらくなるときもあります」という安川さん。 タンパク質のとり方を考えながら、3カ月で食生活改善は成るだろうか?
骨盤底筋と腹圧のコントロールで目指す、メリハリ体型
一方、安川さんの運動面をサポートするのは、ボディワークプロデューサーのkyoさん。最初に出した課題は「あお向けリセット」だった。 1、2週間は、普段カチカチに固めている筋肉の緊張をほどき、体を緩める期間が必要と判断。安川さん専用宿題が出された。1日1回、寝転んでできる骨盤リセット法だ。
【あお向け骨盤リセット】 膝を抱えてゆらゆら→膝を抱えたまま円を描いて骨盤を転がす→膝を立てて左右にパタンパタン→脚を伸ばしてつま先回し→おまけの美脚ストレッチ(立ち泳ぎ運動)。 3週目に入ると、リセットに加えて骨盤底筋&腹圧コントロールの宿題が追加された。 「50代以降は、体もメンタルも頑固になっていきがちです。心身ともにほぐしてゆったりするために、重要なのはやっぱり呼吸。1日に2万から3万回もしている呼吸を見直すと、体に変化が起きる女性は多いんですよ。 骨盤と骨盤底筋を使って呼吸する『骨盤呼吸』をマスターすると、腹圧のコントロールがしやすくなり、できるエクササイズがたくさん増えます。安川さんにもぜひ覚えてほしいですね。 加えて、毎日行ってほしいのはお腹や下半身をほぐすこと。簡単なので、気づいたときに自分の手で自分をいたわりながら続けてください」(kyoさん)
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