大阪府・吉村知事が定例会見7月16日(全文2)万博公園でドライブインシアター
まだキャパはある状況
ですので、この赤信号のところは黄色信号がついてから25日以内、70%という基準を、ちょっとここに出てないですけど作ってます。それは重症病床ね。重症病床の使用率がどうなのかというので、重症病床使用率というのは毎日公表してます。現在の重症病床使用率は約3%です。ですので、医療崩壊という意味ではまだキャパはあるという状況だと思ってます。ですので、これは安心していいということじゃなくて、そういう客観的にそういう状況だということです。 その心はと言えば、数が増えているのになんでそうなるのといえば、やっぱり若者の感染が非常に多いということで、無症状、軽症の陽性者が非常に多いと。若者が多いからどうしてもそういうふうになる、そういうふうな傾向があるというのと、やっぱり検査体制が強化されてます。第1波と比べて昨日の検査数、大阪で初めて1000件を超えました。第1波のどんなに多いときでも検査数っていうのは400件ぐらいでしたかね。400件、500件ぐらいでしたから、そういった意味では1000件を超えると、重症病床の使用率が3%の状況で検査件数は1000件を超えるということですから、検査件数が増えてきてるから無症状、軽症の人もかなり的確にキャッチしているんだというふうに思います。 検査件数だけじゃなくて検査の基準が変わりましたから、前回までは4日間連続で熱が出る、あるとか、そういった国基準がありましたけれども、今はそういう基準もなくなったので、先ほどの質問にもあったとおり、ほぼ無症状の人でもこれは夜の街関連だったら検査するっていうのを今、やっていますから。現時点で無症状、表記としては無症状の陽性者も表記で出てきてる状況です、濃厚接触者じゃなくても。なのでそういった意味では病床の逼迫度としては、まだそういう状況ではない。
数だけの問題じゃなく、中身がどうか
つまり大阪、東京でも数は増えていますが、数だけの問題じゃなくて、その中身がどうかっていうのが非常に重要で、重症病床が、これがこの数でほとんどが高齢者ばっかりが感染してたらもっと危険事態になっているわけで、そうじゃない状況というのが、少し前回とは違う状況かな。今回、東京でも前回の波とは違う状況かなと。そういう意味では重症病床の、前回の波を参考にして大阪モデルの基準を作っていますが、前回の波より中身としては軽症者が非常に多いという状況。感染者数が多くても。 ですので、新たな東京の感染者数っていうのは増えてきていますが、それを前提に今、大阪モデルの確度とか波とかを変える予定は、現在ではないです。見ていかなきゃいけないのは重症病床使用率がどのくらいの速度で埋まっていくのか。ここは非常に注視しなければいけないなというふうに思っています。重症病床を埋めるのは経験上明らかで、やはり高齢者の方、70代以上の高齢者の方、そして基礎疾患を持たれた高齢な、中高年以上の方が重症病床に入っていくケースが非常にありますから、そういった意味でそういった方の感染者が増えてくると注意しなければいけないというふうに、われわれは認識をしています。数だけではないということです。 司会:次のご質問をお願いします。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見7月16日 全文3に続く