大阪府・吉村知事が定例会見7月16日(全文2)万博公園でドライブインシアター
感染者の人数について何か報告は
事業者の皆さんには、ぜひ感染防止対策を取っていただいて、この感染防止宣言ステッカーを掲示していただきたいと思います。これはもうみんなで協力してやっていくしか方法はありませんので、有効なワクチンもまだできてない、有効な治療薬もない状態で、感染症ですから、これは当然放っておけば広がっていきますので。1人1人の強力と、そして事業者の皆さんの強力、ある程度感染が見えてきてるそういったエリア、業態の皆さんにはご協力をお願いしたいと思います。利用者の方にもご協力をお願いしたいと思います。 朝日放送テレビ:感染者の人数について、何か報告は受けていらっしゃいますか。 吉村:大阪府ではだいたい4時を締め切りとして、発表するのはだいたい5時半から6時の間ぐらい。ちょっとこれは前後するときがありますが、それを目標に毎日基準点を作ってやってますので、今の段階で僕のところに数の報告というのはちょっとまだないです。
大阪モデルを再考する考えは
朝日新聞:すいません、朝日新聞社の多鹿です。東京では前回のピーク時よりも感染者が増えている状況で、大阪モデルは東京の第1波が大阪で起きたときというのを想定して必要病床とかを算出されてると思うんですけれども、今の東京の状況を見て、大阪モデルをもう一度再考するなどお考えがありますでしょうか。 吉村:いや、現時点では再考するということは考えてはないです。大阪モデルのポイントとして、結局何をしてるのっていうと、大きくは社会経済活動と感染防止対策の両立。これがこの道をやっぱり進んでいかなきゃいけないと。その中でウイルスの共存を図っていかなきゃいけないときに、じゃあどのぐらいになったら危なくて、どのぐらいになったら許容できる範囲なのかっていうのを、やっぱり数字で明確に基準を示していこうというのが基本的な考え方です。基準が分からなかったら僕が危ないと言えば危ないし、そうじゃないと言えばそうじゃない。それは主観に頼るんですかって言われたらそういうふうになる、そのときの状況になってきちゃうので、ちょっとそれはやっぱり良くないと。いろんな専門家の意見も聞いて、客観的な基準を定めて、みんなが共有できるモデルというのを作っていこうというのが基本的な考え方です。 その中で、まず黄色信号というのは感染拡大の兆候がつかめ、どうもこれ、感染拡大してるんじゃないか、波に乗ってるんじゃないかというのをつかむのが黄色の信号で、そして赤の信号というのは医療崩壊、このままいけば医療崩壊しますというのを信号を知らせるのが赤の基準です。最も避けなければならないものは何かというと、医療崩壊だと思ってます。本来病院に入って治療を受ければ助かるはずの命が助からないというのは、やっぱり絶対に避けなければならない事態だと思ってますので、そのためにこのままいけば医療崩壊しますよっていうことについて、赤信号をともすべきだと思ってます。 だから波の確度とか大きさはあるんですけど、波の確度、大きさを含めても結局そこにおける医療の体制ってどういうことなのっていうのが非常に僕は重要だと思うんです。大阪以外で本当に地方部に行って、病院がほとんどないところ行ったら、数人重症になってもある意味医療崩壊することはあり得るわけなので、そうしたらそこはものすごく警戒しなきゃいけないし、医療崩壊という意味ではね。われわれも医療のキャパというのがある程度これがあるわけなので、それをどうしても超えそうだとなったときは、皆さんにお知らせをして、社会経済をぐぐっと抑えるというのをやるのが大阪モデルの肝の部分だと思ってます。