マセラティ「GT2ストラダーレ」が日本上陸! どんなクルマ? 予約状況は?
マセラティジャパンは最新のスポーツカー「GT2ストラダーレ」を日本で公開した。史上最強の「ネットゥーノ」エンジンを搭載し、盛りだくさんの空力パーツで完全武装したスペシャルな1台だ。日本での価格は? 現在の予約状況は? 発表会を取材した。 【写真】走りのためのパーツで完全武装したエクステリア。280km/h時に500kg(MC-20は145kg)ものダウンフォースが発生する
■クルマの成り立ちは? このクルマは2024年8月、アメリカを代表するリゾート地で開催される格式の高いイベント「ザ・クエイル、ア・モータースポーツ・ギャザリング」でワールドプレミアされたばかり。ハイパフォーマンスカーブランドが手がけたレーシングカーにアマチュアドライバーが乗る欧州GT2選手権に参戦中の「マセラティGT2」と、テクノロジーやスタイリングの面で独特のスタイルを誇るトライデント(マセラティのロゴを意味する)を代表する唯一無二のロードカー「MC20」が融合して生まれた1台だ。
スタイリングやパフォーマンスはレーシングカーを彷彿とさせる一方で、どんなコンディションでも理想的なフィーリングと快適性をもたらし、マセラティがこれまで提供してきたドライビング体験を最高の形で楽しむことができる、とうたわれる。要は、マセラティのスーパースポーツカー「MC20」をベースに開発したGT2規定のレーシングカー「GT2」のロードゴーイングバージョン、ということ。開発チームの目的はエンジンパワーの増強、車重の大幅低減、ダウンフォースの大幅向上の3つだ。
■最強のネットゥーノエンジンを搭載 リアミッドに搭載するパワートレインは「ネットゥーノ」と呼ばれる3.0L 90度V型6気筒DOHCツインターボエンジン。MC20から10PSアップした最高出力640PS/7,500rpm、最大トルク720Nm/3,000~5,500rpmはネットゥーノエンジンシリーズ最強で、リッター当たりの出力は213PS/Lを誇る。8速DTCトランスミッションの後輪駆動で0-100km/h(ゼロヒャク)加速は2.8秒。最高速度は324km/hだ