マセラティ「GT2ストラダーレ」が日本上陸! どんなクルマ? 予約状況は?
■500kgのダウンフォースと59kgの軽量化 GT2ストラダーレのボディサイズは全長4,669mm、全幅1,965mm、全高1,222mm。エクステリアは、多くの空気を取り入れるために拡大したシャークノーズのフロントグリル、ダウンフォースを増大させるカーボンファイバー製のバンパーとスプリッター、GT2と同じ形状の3つのエアベントを持つボンネット、同じく3つのエアベントがあるフロントホイールアーチとリアウインドー、大型になったリアフェンダーのエアインテーク、アンダーボディからの空気の排出を促進する大型リアディフューザーなどで武装する。かなり目を引くブーメラン形状のリアウイングは3段階の調整式。ハイダウンフォース仕様にすると280km/h時に500kg(MC-20は145kg)ものダウンフォースを発生する。
ダイエットにも成功している。MC-20と比べると、計59kgも軽くなっているのだ。内訳はブレーキ-17kg、ホイール-18kg、ボンネット-1kg、カーボンパックエクステリア-5kg、センタートンネル-1.5kg、インテリアと防音/断熱材で-4.5kg、シート-20kg、リアウイング+8kgとなっている。 前後重量配分は40:60。特にブレーキとホイールを合計したバネ下の35kgの軽量化は、車両のダイナミック性能の向上に大きく貢献したという。テストコースのある伊バロッコのミストアルファサーキット(1周約5.6km)のラップタイムは、MC-20の記録を5秒以上も上回ったという。
■サイドシートに消火器を完備! バタフライドアを跳ね上げるとカーボンファイバーパッケージのインテリアが姿を現す。伊Sabelt(サベルト)と共同開発したカーボンファイバー製モノコックダブルシェルシート(ドライバーの体格に合わせて2種類を用意。サイドにMADE IN MODENAの文字入り)とトライデントのロゴ入り4点式シートベルト(3点式も選択可)、軽量ファブリックのドアノブ、レーシングカーと同じく上部にシフトアップのタイミングを表示するインディケーター付きステアリング、ドライブモードダイヤルとD/M、R(リバース)の2つのシフトボタンをイエローの縁取りで囲んだカーボンファイバー製のスパイダートリムが特徴だ。