「明治用水、1日も早い復旧に全力」愛知県・大村知事が臨時会見5月26日(全文1)
愛知県の大村秀章知事26日、愛知県庁で臨時の記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「愛知県・大村知事が会見 明治用水の大規模漏水「復旧急ぐ」(2022年5月26日)」に対応しております。 【動画】愛知県・大村知事が会見 明治用水の大規模漏水「復旧急ぐ」(2022年5月26日) ◇ ◇
きのうまでほぼ2年半ぶりに海外渡航
大村:それでは、5月26日木曜日、本日の会見を始めます。きのうまで、ほぼ2年半ぶりに海外渡航行ってまいりまして、フランスとイスラエルに行ってまいりました。きのう、名古屋に帰ったのは、きのうの夜10時前だったかな。ということでございました。ということで、ほぼ2週間ぶりの会見ということでございますが、よろしくお願いいたします。 まず、コロナの前に、海外渡航中も毎日、古本副知事から報告を受け、また指示をしてまいりました、明治用水頭首工の漏水の案件について、コメント申し上げたいと思います。5月17日に大規模な漏水発生の一報を受けまして、発生以来、古本副知事をはじめ、各部局に指示をし、古本副知事に陣頭指揮をさせて初期対応をとにかく、少しでも、とにかく初期対応全力だということでありました。 その後、今週の月曜日、23日月曜日にほぼほぼ1週間近いということもあり、長期戦になるということも覚悟しながら、次は工業用水が一部、3割再開をし、そして農業用水も基幹、そして基幹の水路、それからまた枝線、それから末端と、基幹、枝線、末端とこういうふうになるわけですが、そこにもどんどん行きだしてきているということも含めて。
予算と人員の確保について協議
ただ、このあとは、やはり工業用水、農業用水、それからまた各地域での調整、いきなり100%戻るわけではありませんので、やはり地域での調整が必要だということもあり、今日このあと、会見のあと、4時40分かな。40分から、明治用水頭首工漏水に伴う愛知県西三河地域用水確保対策本部の、第1回会合をさせていただきます。ということで、調整をしっかりやりながら、とにかく復旧を急ぐということだと思います。 今朝、7時台に現場を確認してまいりまして、その際、東海農政局長、また関係の皆さんはじめおられたので、ここはこうで、こうではないか、ああではないかといって、そこにも指示をしてまいりました。とにかく、まずはやはり当面の水確保、それからやはり、すぐ本格工事というわけにいきませんから、仮設のものをしっかりつくって、長期、むしろ耐えられる構造物をつくっていかなきゃいかんということだと思いますので、その点についての対応、それからまた予算の確保、人員の確保といったことも、協議を今朝させていただいたというところでございます。 なかなか、現場を見ますと事態は深刻な状況だというふうに考えております。しっかりとやっていきたいと思います。この地域の農業、工業の発展に欠かすことのできない明治用水というのは、地域産業の大動脈でありまして、これ、明治以来、西三河の発展、産業の発展に欠くことのできない基幹インフラだということを、今回の件でもあらためて認識を深くしなければならないということだと思います。ということでありまして、引き続き私ども県としても、それと関係方面の調整、そして1日も早い復旧を全力で取り組んでいきたいというふうに思っております。 明治用水土地改良区はもとより、西三河全域の土地改良区と協力をいたしまして、猿渡川など県管理河川や、農業用排水路など、応急ポンプを処置するとともに、対策に要する経費についても県が全額補助するなどの財政的な支援も行うことといたしました。また、明治用水土地改良区の事務所に愛知県詰め所を臨時に設置をし、県職員が技術的な支援や関係機関との調整を行うなど、土地改良区関係者が一体となって農業用水の確保に取り組んでおります。