小池都知事が記者会見6月5日(全文2)若い世代の新規感染が増加傾向
東京都の小池百合子知事は5日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「東京都・小池知事「東京都・小池知事「夜の街で注意喚起を行っていく」(2020年6月5日)」に対応しております。 【動画】東京都・小池知事「夜の街で注意喚起を行っていく」 ◇ ◇
今はどういう水準だと考えているのか
東京新聞:ありがとうございます。じゃあ幹事社から3つお伺いいたします。まずは新型コロナウイルス感染症の対策に関連してなんですが、知事、冒頭ご説明いただきましたように、数値について増加傾向にあると、警戒すべき数値であるというふうにおっしゃしましたけれども、かつて同じぐらいの人数が出ていた3月の下旬辺りと比べて知事の訴え方もそれほど、少し落ち着いたといいますか、表現的に感染爆発重大局面とか言われていた当時と比べると相当程度、落ち着いたような訴え方だと思います。 現状の認識といいますか、数値増えているけれども、今の状況っていうのはどういう水準にあるというふうにお考えなのか。それから今後、これ難しいと思うんですが、今の水準が当面、どういうふうに移り変わっていくのか、その辺りの認識をまずお願いします。 小池:3月の時点として落ち着いているかといえば、全然落ち着いていません。毎日新しい陽性者数が出るたびに、やはりどれぐらいの方々で、そしてまた、特に若い方々が最近多いこと、若い方々は無症状のままで、無自覚のままで、無自覚って言ったらあれですかね。また、高齢者にうつしてしまった場合とか、いろんなケースを考えますと、1日たりともこの見えざるこのウイルスとの闘いっていうのは息をつく暇もないということであります。
感染状況を見極める必要がある
新規陽性者が、3月のばーっと倍加するような速度ではありませんけれども、だらだらと続いていて、かつて東京アラートについてご説明する際も非常に、ぱーんと倍加する速度が速い、大変急峻な山があって、そこからだらだらと続いていく。その中で東京アラートを必要に応じて鳴らしていくというような、まさしくその流れの中で今、私たちはいるんだということだと思います。このところ新規陽性者が増加傾向にあるということで、ここであらためて都民の皆さんや事業者の皆さんに感染拡大の警戒の呼び掛けを継続している、そして感染状況を見極める必要がある。また、東京都はそういう構えでいるんだということをお伝えするということであります。 先ほども申し上げましたように、若い世代の、新規の感染増加傾向にあるという点。それから接触歴の不明者のうち、なかなか調査の、例えばお店の名前とか、どういう行動をしましたかとか、なかなか調査がうまく進んでないという方々が多いのも事実でありまして、特に夜の街関連になりますと、それをもっと具体的に言うと、今日、この警戒っていいましょうか、皆さんへの呼び掛けにまいります新宿エリアですね。これらについての留意が必要っていうことで、皆さんにお伝えをするところであります。都民の皆さんにはやっぱり、これもずっと前からお伝えしていますけれども、3つの密が、その危険性が高いところについては注意していただきたいということで、感染をしない・させないということを常にお伝えをする必要があるかと思います。 また、お店によっては本当にしっかりやっておられるところもあって、かえってそういう方々は一緒にするなよという思いもあるかと思いますが、一方で、このエリアについては残念ながら関係する方々が出ているということも事実でございまして、やはり地域としての警戒ということを訴えていかざるを得ないというふうに考えております。