コロナ対策の訴えトーンダウン? 小池知事は否定
東京都の小池百合子知事は5日の定例会見で、記者から「新規感染者などの数値が増加傾向にあるが、同じくらいの人数が出て『感染爆発重大局面』と言っていた3月下旬に比べて落ち着いた訴え方だと思う」と指摘された。 小池知事はまず「落ち着いているかといえば、全然落ち着いていない。見えざるウイルスとの闘いと言うのは息を継ぐ暇もない」と説明。これから梅雨、台風の季節を経てまた風邪が流行り始める時期に入るとしたうえで「第二波に備える(うえで)この間をどう対処するか、重要な時期だと認識している」と語った。 一方で、2日に「東京アラート」を発動したことに言及し、「このところ新規陽性者が増加傾向にある。改めて都民、事業者に感染拡大の警戒の呼び掛けを継続している。東京都がそういう構えでいるんだとお伝えする」と述べた。