大阪府・まん延防止延長でオミクロンの特性に応じた対策方針決定
大阪府・まん延防止延長でオミクロンの特性に応じた対策方針決定
「まん延防止等重点措置」が3月6日まで延長が決定されたことを受け、大阪府は18日午後、大阪府庁で「第70回新型コロナウイルス対策本部会議」を開き、オミクロン株への特性に応じた対応方針を決定した。吉村洋文知事は「府民のみなさんにおかれましては、ぜひご協力をおねがいします」と府民に呼びかけていた。 【動画】大阪府が新型コロナ対策会議 (2022年2月18日)
同会議で吉村知事は「感染者そのものについては7日間平均でみると、感染拡大の右肩上がりは抑えられているかもしれませんが、非常に高い水準であり予断を許さない状況が続いていると思います」と述べた。 また、病床が非常にひっ迫し、入院患者は70代以上が80%を占める状況。亡くなった人の9割が70代以上の高齢者であることが明かされた。そのため吉村知事は「高齢者を守る観点が非常に重要になってくると思います」と話した。
会議では、高齢者の命と健康を守るため、高齢者や高齢者の家族と日常的に接する人の感染リスクが高い場所への外出移動の自粛。高齢者施設での面会の原則自粛。高齢者施設の管理者は市町村によるワクチンの2月中の早期追加接種に協力するよう要請することなどを決めた。
会議終了後、吉村知事は報道陣の囲み会見に応じた。吉村知事は府民に向け「高齢者の皆さんの命と健康を守るために高齢者の方、高齢者のご家族と日常的に接する方、感染リスクが高い場所への外出移動を自粛をお願いします」と呼びかけた。 また「高齢者の同居家族が感染した場合、積極的に大規模医療療養センター、もしくは宿泊療養施設において療養をお願いします」などと呼びかけた。
報道陣からは「政府の改定された今回の基本的対処方針に対して評価する点は」という質問があった。 それに対し吉村知事は「高齢者のみなさんに対して、あるいは高齢者のみなさんに日常的に接する方について、とりわけ感染リスクが高い場面への外出自粛を控えてもらいたいと基本的対処方針に組み込まれたのは大きな進展だと思います」と述べた。