奈良・東大寺の大仏殿「観相窓」開扉 訪れた子どもら「大仏さんの顔見えた」
奈良市の東大寺の大仏殿で観相窓が開扉されている。奈良の大仏として知られる国宝で本尊の「盧舎那仏坐像(るしゃなぶつざぞう)」の顔が見え、多くの人が訪れて手を合わす光景が見られた。開扉は14日までで、時間は午後5時から同8時まで。 【拡大写真】奈良県庁前の道路溝 シカが涼求めひっそり集合
同寺によると、観相窓は盂蘭盆(うらぼん)の最終日である8月15日の夜などに開かれるが通常は閉じられている。今回は奈良公園などで行われているイベント「なら瑠璃絵」の開催に合わせ、夜間特別拝観として開扉されているという。このほか、南大門・金剛力士像、鏡池のライトアップ、八角燈籠の点灯も行われている。
また、11日から13日までは午後5時から同8時まで夜間特別無料拝観が行われている。訪れた人たちは眺めながら手を合わせたり、子どもらからは「大仏さんの顔見えた」と、うれしそうな声も聞かれた。