【ビジネスの極意】「エンゲージメントサーベイ」とは?|従業員満足度との違いや目的、効果を解説
「エンゲージメントサーベイ」という言葉をご存じですか? マネジメント課題解決のためのメディアプラットホーム「識学総研」で、「エンゲージメントサーベイ」の意味や目的、効果などについての知見を得ましょう。 * * * エンゲージメントサーベイとは、従業員と企業との心のつながりを示すエンゲージメントを可視化することです。エンゲージメントサーベイを行って従業員の現状を把握し、適切な対処を施せば生産性やモチベーションの向上が期待できます。 エンゲージメントサーベイの概要や目的と効果、実施のポイントについて解説します。
エンゲージメントサーベイとは、従業員のエンゲージメントを測定する調査
エンゲージメントサーベイは、エンゲージメントを測定(サーベイ)するという意味です。エンゲージメントが高まると、組織が活性化したり、業績が向上したりなど、メリットが多いとされています。 まずは、「エンゲージメント」の意味や似た言葉である従業員満足度との違いについて解説します。
エンゲージメントの意味
エンゲージメント(engagement)は、直訳すると「婚約」「約束」「関与」といった意味です。企業でエンゲージメントという場合は、「従業員と企業との心的なつながり」を指します。 従業員エンゲージメントが高まると、企業に対する信頼感や貢献したいという気持ちが従業員に生まれるのが一般的です。これは企業にポジティブな影響を与えるため、企業はエンゲージメント向上を目指すことが望ましいとされています。 ◆エンゲージメントと従業員満足度の違い エンゲージメントと似ている言葉に、従業員満足度があります。 「従業員満足度」とは、福利厚生や報酬など企業が従業員に提供したものに対してどれくらい従業員が満足しているかを示す指標のこと。「働きやすさ」の度合いを表すものと言えます。 それに対して、エンゲージメントは、従業員が企業にどのくらいの愛着や信頼を持っているのかを示す指標です。つまり、「働きがい」を調査したものです。両者とも重要な指標ですが、最近はより働きやすさを重視する傾向にあります。