大阪府・吉村知事が定例会見2月4日(全文4)一気に緩めることは考えていない
時短営業をどう解除していく考えか
関西テレビ放送:関西テレビの竹内と申します。緊急事態宣言の解除後の対応についてお伺いしたいんですけども、松井市長が先ほど解除後の時短営業を続けるとしたら、その目安、午後9時までというような発言をされたんですけども、今の時点で、知事の中で、今後どういうふうに時短営業を解除していくかについて具体的なお考えがあったらお聞かせください。 吉村:緊急事態宣言を解除したとして、これはよく誤解もされるんですけど、緊急事態宣言を解除したらなんか全てなくなるんじゃないかみたいなことが、ちょっと思われている方もいらっしゃいますが、まったくそういうことではなくて、やはり医療も逼迫しているというのは当然ありますし、大阪は感染が広がりやすいというのもありますから、徐々に徐々に少しずつ緩和するというのがあるべき姿だろうというふうに思っています。だから8時から緩和するときも、これはもうそのときの状況を見て判断しますけれども、一気に何か緩和するということは考えてはないです。松井市長の考え方も1つの有力な考え方だろうというふうには思っています。 解除時に、おそらく解除時でも大阪府の医療非常事態宣言は続いていることになるんじゃないかなとは思います。重症病症使用率60%未満、7日連続、これが赤信号から黄色信号に移るタイミングですから、そうなっていないときにもし緊急事態宣言解除になったとしても、これは大阪府の医療非常事態宣言はともったままの状況になりますし、そういった意味で対策を取らないということは一切なくて、12月中もこういった状況で対策を取ってきたわけですから、9時の対策というのを取ってきたわけですので、一気に緩めるということは考えてはないです。 ただ、徐々にそれを緩めることでそういった、さっきも申しましたけど、飲食店で日々の仕事をされている方、あるいはその周りの関連事業の方と、われわれ給料の減らないグループも含めて、全員がなんとか社会として成立するということを目指していきたい、徐々に徐々に。ワクチンが行き渡れば別かもしれませんが、行き渡るまではやっぱりそういった形でコロナと、コロナの感染対策と社会経済をどうバランスを持って両立させるかということが非常に難しい判断ですけど、それをやっていきたいと思っています。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見2月4日 全文5に続く