【40歳から始める老化脳を防ぐ習慣】脳を活性化させるスーパー栄養素「ナイアシン」「エラグ酸」「プテロスチルベン」はどんな食材から摂れる?
からだや脳の老化防止につながる7つの栄養素を知っているだろうか?「ナイアシン」「エラグ酸」「プテロスチルベン」など耳慣れないものも。それらがどんな食材に含まれるかを覚えて、積極的に取り入れて。脳科学者の西剛志さんに詳しく聞いた。
老化脳を防ぐスーパー栄養素を味方に!
若返りを促すサーチュイン遺伝子を活性化する食材を上手に取り入れて、脳細胞の老化を防ぎたい。 「細胞の元となるタンパク質に加えて、意識してほしいのが7つのスーパー栄養素。さまざまな代謝を助けるナイアシン、抗酸化作用に優れたポリフェノールの一種であるエラグ酸やレスベラトロール、ビタミンCやD3。認知機能を高めるオメガ3系の脂肪酸であるEPA、DHAやプテロスチルベン。これらを日々の食事に取り入れましょう」(西さん)
《味方につけたい栄養素》 ◆ナイアシン かつお節、まいたけ、たらこなど ◆エラグ酸 いちご、クランベリー、くるみ、ざくろなど ◆レスベラトロール 赤ワイン、サプリメント ◆ビタミンC アセロラ、パプリカ、ブロッコリー、キウイなど ◆ビタミンD3 しらす干し、イクラ、紅鮭、ウナギ、サプリメント ◆EPA、DHA サバ、アジなどの青魚、ウナギ、アン肝など ◆プテロスチルベン ブルーベリー、オメガ3系の油、青魚、マグロのトロ、サプリメント レスベラトロールやプテロスチルベン、ビタミンD3などは食材から十分な量をとるのは難しいので、サプリメントも上手に活用しよう。
動物性タンパク質が脳の老化を防止する
「世界の100歳を超えるスーパーエイジャーの約60%の人が、肉や乳製品などの動物性タンパク質を多くとっているというデータが出ています。肉が好きだから長生きなのか、長生きできるほど体が丈夫だから肉が好きなのか?たぶん両方だと思います」 肉などの動物性タンパク質の中には、やる気ホルモンのドーパミンの原料となるチロシンや、リラックスホルモンのセロトニンを生み出すトリプトファンが豊富に含まれる。これらが不足すると脳の老化を促進することに。脳の健康には欠かせない栄養素といえる。