【40歳から始める老化脳を防ぐ習慣】脳を活性化させるスーパー栄養素「ナイアシン」「エラグ酸」「プテロスチルベン」はどんな食材から摂れる?
よく嚙んでやる気ホルモンを刺激する
子どもの頃から「よく嚙んで食べなさい」と言われてきたが、それは消化・吸収を助けるだけでなく、さまざまな効果があることがわかっている。 「嚙むことは運動能力をはじめ、やる気、記憶力、認知機能といった脳機能を高めます。咀嚼(そしゃく)する行為は、やる気を高めるドーパミン神経を活性化するからです。日頃から柔らかい食べ物ばかりでなく、嚙みごたえのあるものを食べることも、脳の活性化にひと役買います。例えば、脂身の多い肉よりも赤身肉、イカやタコなどを積極的に食べるといいでしょう。特に老化脳のタイプA(やる気低下型)、B(記憶低下型)、C(客観・抑制低下型)の人におすすめです」 次回は脳細胞の効率をアップする運動について教えてもらう。 【教えてくれたのは】 西剛志さん 脳科学者。2008年に企業や個人のパフォーマンスを上げる会社を設立。著書は『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(アスコム)など、海外も含めシリーズ32万部突破 イラスト/midorichan 構成・原文/山村浩子