今日W杯アジア最終予選の組み合わせ決定!森保Jが入るのは”天国の組”か“死の組”か?
来秋に中東カタールで開催される第22回ワールドカップ出場をかけて、9月から開幕するアジア最終予選の組み合わせ抽選会が7月1日、マレーシアの首都クアラルンプールにあるアジアサッカー連盟(AFC)の本部で行われる。 新型コロナウイルス禍による度重なる延期をへて、6月にようやくすべての日程を終えたアジア2次予選の各グループをトップで通過した7ヵ国と、2位で上位につけた5ヵ国の計12ヵ国が出場。2つのグループに分かれてホーム&アウェイ方式のリーグ戦を行い、両グループの上位2位までの4ヵ国が自動的にカタール行きの切符を獲得。3位のチーム同士によるプレーオフの勝者が、大陸間プレーオフへ臨む方式が取られる。 グループFを8戦全勝、総得点46に対して総失点2と危なげなく勝ち抜いた日本代表にとって「天国」となる、あるいは「地獄」となる組み合わせはどのようなものなのか。抽選方法を踏まえた上で、各国との対戦成績などを元に探っていきたい。
豪州か韓国と同組になる
組み合わせ抽選会に先だって、最終予選に臨む12ヵ国はすでに6つのポットに振り分けられた。6月18日にAFCの加盟国分だけが発表されたFIFAランキングに基づき、上位から2チームずつがポット1から6までに組み込まれた。 各ポットから抽選でグループAおよびBに振り分けられていくなかで、アジアでランキング最上位の日本はイラン代表とともにポット1に入った。つまり、アジア最終予選で日本と強豪イランは対戦しないことがすでに決まっていて、ポット2に入ったオーストラリア、韓国両代表のいずれかと必ず同グループとなる。 対戦成績ではオーストラリアには9勝9分け6敗と勝ち越し、韓国には14勝23分け40敗と大きく負け越している。ただ、Jリーグがスタートした1993年以降に限れば8勝10分け10敗(PK戦は引き分け扱い)と拮抗していて、今年3月の国際親善試合(日産スタジアム)では森保ジャパンが3-0で快勝している。 ワールドカップ出場をかけた最終予選に限れば、オーストラリアとはハリルジャパン時代に対戦。アウェイで引き分け、ホームではハリルホジッチ体制下のベストゲームと言っていい内容で快勝して、前回ロシア大会出場を決めた。 対照的に韓国とは1998年のフランス大会出場をかけた最終予選までさかのぼる。ホームで喫した逆転負けでリズムを崩した日本は加茂周監督の解任に踏み切り、岡田武史監督のもとで臨んだアウェイでの一戦では2-0の快勝を収めた。 どちらも難敵だが、3月に喫した完敗で国内世論の批判にさらされた韓国は、招集できなかったエースの孫興民(トッテナム・ホットスパー)らベストメンバーをそろえてくる。さらに3月がそうだったように、日韓戦となるとどうしてもピッチ外の注目度も増してくる。それらを踏まえれば、オーストラリアの方がベターとなる。