今日W杯アジア最終予選の組み合わせ決定!森保Jが入るのは”天国の組”か“死の組”か?
2019年1月のアジアカップでは堂々のベスト8へ進出。森保ジャパンとの準々決勝では後半に献上したPKを挽回できずに0-1で屈したものの、シュート数では日本を上回るなど、闘争心をむき出しにした戦いぶりで冷や汗をかかせた。アウェイ戦を考えれば、第6ポットでベトナムと同グループになれば厄介な存在になってくる。 あくまでも机上の計算となるが、オーストラリア、UAE、イラク、オマーンまたはシリア、レバノンならば日本にとって追い風が、対照的に韓国、サウジアラビア、中国、イラクまたはオマーン、ベトナムならば逆風が吹く組み合わせになる。 ただ、自らも現役時代に経験しているように、アジア最終予選は決してひと筋縄ではいかない戦いが続くことは森保監督が最も理解している。2次予選の全日程を終えた直後には自らを、そしてチームを引き締めるようにこう語っていた。 「アジア最終予選はこれまでとはまったく別次元の、非常に厳しい戦いになると覚悟して臨まなければいけない。これまで結果を出してきたからといって満足して、フワッとした感じで入ってしまえば、痛い思いをすると考えておかなければいけない」 敵は目の前のチームだけではない。日程では9月、10月、11月の国際Aマッチデーに2試合ずつ、計6試合を年内に終え、年明けの3月末までに残り4試合を行う。 ただ、今後の新型コロナウイルスの感染状況によっては、予定されているホーム&アウェイ方式がセントラル方式に変更される可能性もある。実際に6月のアジア2次予選も、例えばグループFは日本の大阪での集中開催に切り替えられた。 国際Aマッチデーごとに、最も感染状況が落ち着いている国が舞台となるかもしれない情勢に、森保監督も「できればホーム&アウェイでやりたいですが」とこう続けた。 「それでも決められたレギュレーションのなかで勝っていくためにも、どんな環境になってもぶれずに準備をして、チームとして100%の力を発揮できるようにしていきたい」 組み合わせ抽選会は日本時間の7月1日午後4時に、第6ポットからスタートする。日本がまだ見ぬワールドカップのベスト8以降に通じる扉を開けるために、決して簡単ではないが、それでも立ち止まることが許されない戦いの全貌がいよいよ明らかになる。 (文責・藤江直人/スポーツライター)