新生「ヴァレンティノ」のこぼれ話に、身も心も温まる「アンダーカバー」のホスピタリティー 2025年春夏パリコレ日記Vol.6
会場前はいつも以上にカオス!寒くても夏気分の「イザベル マラン」
藪野:本日ラストは、いつもより早い19時オンタイムの「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」です。会場はおなじみのパレ・ロワイヤル。前の道路が狭く、いつも会場前はごった返すのですが、今回はATEEZのソンファが来場するという事前情報もあり、完全にカオス状態。入り口がどこにあるのかも、まったく分かりません。高いところに登っていた人(おそらくファンの方)にどの辺りに入り口が見えるかを聞き、揉みくちゃにされながらも、やっとのことで入場できて一安心。日本からは、俳優の吉田羊さんやダンサーの関口メンディーさんらが来場していました。
夕焼けのようなオレンジの光に照らされる中で披露されたコレクションは、アマゾンから着想。トロピカルなムードと、ブランドが得意とするボヘミアンなスタイルを融合しました。サンドカラーのスエードを用いたフリンジベスト&ショーツ、スラウチーなブーツに始まり、今季も「イザベル マラン」の春夏らしいミニ丈のスタイルが充実。今季は、トライバルな柄を刺しゅうやレーザーカットで描いたり、編みひものディテールを取り入れたりと、クラフト感のあるデザインが特に目を引きます。気温は13度で客席は吹きっさらしの屋外だったのしたが、目の前に広がる景色は夏全開!ラテンな音楽も手伝って、ショーが終わる頃には寒さを忘れていました。