【実録】深夜1時、飲みすぎて路上でバッグ丸ごと紛失して学んだ6つのこと
A社には「すみませんが屋外のような場所で待つしかない物件でもう寒さで無理です」的な電話をして、別の鍵開けサービスB社に電話をした。 私「先に電話したところが来ません、すぐ来れるようであればお願いしたいのですが、どのくらいでしょうか」 B社「その住所でしたら10分~15分程度です」 私「本当ですね? 他社さんがすぐ行きますと言って30分以上来ません」 B社「本当です。うかがいます」 B社が神に見えた。 そのタイミングでA社から「あと1時間後になります」と電話が来た。「もう他を呼んだのでキャンセルでお願いします」と伝えると、すでに稼働が発生しているので数千円は取られるらしい。今思えば「いや、稼働発生してないだろ」と思うので、払わなくていい気もするものの、バッグをなくすほど酒に酔った人が気温2度の屋外にずっといると、とうていまともな思考ができないので払った。 そして約10分後、B社は本当にやってきた。人が来た瞬間の安堵感は忘れられない。 部屋の前に行き、担当者が私の家のドアを見た。 「すみません、これは特殊なパターンの鍵で、開けるのに最低5~6万かかります。もし開かなくて破壊になった場合はもっと上がります」 …なんだって? 最低5~6万? 我が家の鍵は、本当にわりと昔ながらのギザギザのタイプで、かなり一般的なもの、だと思われる。もしかすると専門家にしかわからない本当に特殊パターンなのかもしれないが、それを私が判別する術がない。 ※ちなみに後で相場をざっと調べたところ1~2万らしいです。 ガチで特殊な鍵なのか、ぼったくりなのか、わからない。 酒に酔っていて、凍えるほど寒く、判断能力が普段の5%くらいになっている私でもわかることは「ガチで特殊だとしてもぼったくりだとしても、5~6万は払えない」ということ。というわけで、お断りすることにした。 深夜3時、安堵からの絶望。家の前にいるのに、鍵がないだけで、帰れない。 そしてこちらも稼働は発生しているので数千円は払うことになった。そういうビジネスなのかもしれないな、と思った。