【ABC特集】家も金も、身寄りもいない…刑務所から出てきた81歳元覚せい剤密売人 「僕らが諦めたら終わり」再犯防ぐため立ち上がった元暴力団員の支援活動に密着
■出所から2か月 島さんの様子は・・・
その2か月後―。島さんのもとを川中さんが訪ねました。 (川中さん)「久しぶり。分かる?」 (島さん)「あ、ああ~!!」 ずいぶんと元気そうです。 (島さん)「なんかな、嫌なことってあるやん。ここはないねん、一個も。周りの人がええ人ばっかりやからや。これ以上真面目にできへん!」 (川中さん)「わかった、わかった。元気そうで何よりやわ」
犯罪と無縁の生活を送る島さんを見て、川中さんは安心しました。 (川中さん)「行き場のない人は今日の朝も出所されているはずです。そういう人を僕らが拾うんじゃなくて、もうちょっと刑務所など行政が社会につないで出していくということができないか。そうやって再犯を減らしていくとができないか。『何とかしよう』っていうことの連続がこの再犯防止活動です。僕らが諦めたら終わりなんで、僕らはつないだ手は離さない。そういう覚悟でやっています」 (『newsおかえり』2024年11月28日放送分より)
【関連記事】
- ▶「行くとこなかったら死ななあかん」「けんもほろろに断られる」住む家が借りられない高齢者 深刻化する“貸し渋り”の実態<前編>【ABC特集】
- ▶【寒くなるこれから要注意】まさか自分が…47歳報道記者が脳梗塞になった話 突然症状が出たあの日あの時から、回復期の減塩生活までの一部始終 前編
- ▶「元の身体に戻して」終わりの見えない健康被害…小林製薬“紅麹サプリ”問題 補償の実態は【ABC特集】
- ▶「本当は大地と一緒にやりたかった」病気の子ども支える“レモネードスタンド” 13歳小児がんの弟を失って5日…兄が闘病仲間らとチャリティー実現【ABC特集】
- ▶「家がない」「性犯罪に巻き込まれた」・・・悲痛なSOSに向き合う不動産会社の女性社長に密着 居住支援の“いま”【ABC特集】