大阪府・吉村知事が定例会見6月10日(全文3)感染症対策課を新設
リスクが高い人をどう守ろうと考えているのか
毎日新聞:すみません、毎日新聞の芝村です。先ほど戦略について、休業要請の範囲以外にも、リスクが高い高齢者の方や基礎疾患のある方を守るっていうようなことをおっしゃってたと思うんですけれども、その辺の戦略について、ちょっと今、どういうものを考えていらっしゃるのか教えてください。 吉村:まず、その戦略を取るべきかどうかという議論がなされていないので、そこが重要だろうと思っています。今はとにかくみんなに感染するのを防ごうよっていう国家的な戦略だと思いますんで、守るべき対象を絞っていくっていうのはある意味ものすごく大きな判断になると思います。なので、それをするかどうかっていうのが一番大きなポイントだと思います。 それを仮にするんであれば、じゃあその人たちが感染しないようにするために、どこの人を中心的にバリアしていけば、その人たちには感染率が下がるだろうかということを追究して、そこに対する対策を強化するということになるんでしょうね。具体的には、介護施設であれば介護職員だとか、医療スタッフ、医療職員であったりだとか、そういうことだろうというふうに思います。 ただ、そこはものすごく大きな判断になるので、そもそもそういう戦略を取るかどうかですよね。この戦略を取ることもはっきり言ってリスクはあると思いますよ。じゃあ、いや、もう今、全員を守ろうという話になっているのに、それを絞り込むっていうのはどういうことなんだっていうことだって、判断としてはあり得るし、もし資源が、同じ限られた資源しかないと仮に仮定したならば、例えば今、いろんなホストクラブとかでいろいろ出てるとなったときに、そこに、いわゆる高齢者でもなければ基礎疾患でもない方とすれば、資源が1つだとしたら、こっちの資源を、もうホストクラブじゃなくてこっち側に持っていくっていう判断ですから、じゃあそれってホストクラブで感染広がってもいいのっていうことに対して、いや、それはもうこっち側を守るためには仕方ないんですっていうぐらいの判断ができるかっていう話ですから。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見6月10日 全文4に続く