大阪府・吉村知事が定例会見6月10日(全文3)感染症対策課を新設
可変的ベッドの仕組み進めていきたい
その中で、今みたいにコロナが非常に落ち着いてきているときは、やっぱりほかの病気で使えるようにっていうのは、これも追求していかなきゃいけないし、じゃあもうコロナの病床自体もう、ちょっとなくしていきましょうよっていうふうにやっちゃうと、今度コロナの病床を確保するというのが、さっき言ったとおり、いろんな診療報酬とかも上がってきましたけど、休床補償も僕らも一生懸命やってきましたが、やはりそこに関わるお医者さんの数だとか、未知のウイルスだとか、もし院内感染が広がったらとかを考えると、なかなかコロナ病床ってもう増やすのが難しいんですよ、実際の立場からすると。われわれ、大阪全体で病床を確保する立場だと。 それぞれの病院の経営っていうのはそれぞれがやるにしても、われわれは大阪全体を経営していかなきゃいけないので、命も含めて。そのときに、やはりコロナ病床の確保って非常に難しいので、もう可変的ベッドをなんとか動かしていく以外ないんだろうと思います。1回これ、もうコロナ以外で完全にっていうんで、またゼロからになると、ちょっと数が増えただけでやっぱり対応できなくなってくるので、ちょっとそこの課題も、現場の課題も、皆さまの意見もお聞きしながら整理できるところは整理をして、この可変的ベッドの仕組みっていうのを進めていきたいとは思います。 司会:次のご質問お願いします。
山中・河田両氏との連携協定の目的は?
NHK:NHKの青木です。金曜日の夕方に山中先生と市大の河田先生と連携協定を結ぶっていう発表がありましたけれども、当日またお聞きしますが、この概要と目的、簡単に教えてください。 吉村:京大の山中教授と、それから市大病院と大阪府とで連携協定を締結します。大きな目的としては、まずは市大と京大の山中先生との関係でいくと、抗体検査についてさらにお互いの研究能力を高めていくということが1つと。そして大阪府との関係でいくと、検査能力の拡大です。そして疫学調査。検査能力を大きく拡大させて、そして疫学調査っていうのを京大のiPS細胞の山中先生と組んで進めていくということが大きな目的です。詳細については、これも金曜日の夕方に発表したいと思います。広いところで言うと、われわれとしては、申し上げたとおり、これからは検査能力をさらに拡大していこうと思っていますので、そこを追求していきたいと思います。 司会:次のご質問お願いします。