大阪府・吉村知事が定例会見6月10日(全文3)感染症対策課を新設
導入すべき指標などの構想があれば
産経新聞:産経新聞の【サトウ 00:46:56】です。大阪の専門家会議に関してなんですが、今現在、知事のお考えの中で新たに例えば導入すべき指標だったり、大阪モデルを含めて導入すべき指標だったり、そういう構想があれば教えてください。 吉村:まさにその構想を、最後、判断するためにも専門家会議をやるので、今の段階でこの構想っていうのはあるわけではありません。ただ、感染が右肩上がりで上がっていくのをどうキャッチするのかっていうところについて、今、大阪モデルでやってる指標よりもう少し厳密な指標を作れないかなとは思ってます。その時点時点の医療体制のキャパっていうのは増やしていってますし、重症病床使用率なんかも188のベッドに対して、今、何人の方がいらっしゃって、今は8%ですよとか、病床使用率とか、そういう点での指標っていうのは結構作りやすいんですけど、右肩上がりに上がってるときの指標っていうのは、なかなかこれは難しくてですね。これをなんとかブラッシュアップできないかなと思ってます。 今は2つの指標で見てて、感染源不明の陽性者の絶対数が5人から10人、7日間の移動平均で上がってきてないかっていうのが1つの指標と、もう1つの指標は割合ですね。感染源不明の前週の増加比がどのぐらいの比率で増えてるのか。この2つで見てます。ただ、後者のほうの比率については皆さんもうすでにご承知のとおり、今みたいに0、0、0、0、0って続くと、次1になったら、これは1を超えてきますから、ちょっとなかなか考え方としては、感染の急激な拡大を把握するっていう考え方は正しいんですけど、それを正確に、絶対数が少な過ぎるとちょっとこの指標では読み取りにくいなっていうのもあるので、そういった意味ではそこら辺をブラッシュアップしていけないかなとは思っています。その問題意識は持ってるので、その辺りも専門家会議でなんとかならないかなとは思います。