大阪府・吉村知事が定例会見7月21日(全文1)ホテル療養にタクシーを活用
6000室の確保のめどは立っている
1点目は先ほど申し上げましたそもそもの室数の確保です。ここは分量そのものをもっと分厚くしていこうということで、今4000室確保していますが、6000室を確保していきたいというふうに思います。現実に6000室の確保のめどは立っています。6000室の確保のめどは立っていますが、あとは中身です。ハード部分の確保は立っていますけれども、ほぼ立っていますが、中身のところとして、看護師さん、やっぱり必要になります。ここは看護協会の皆さんとも、ちょっとお願いをして進めているところですが、そこの施設で診ることができる看護師さんの確保、これを今急いで進めているところです。6000室、これについてまず確保を目指していきます。現状は4000室です。 2つ目ですけれども、これは迅速な療養決定です。感染者が急拡大したときに保健所業務はわっと忙しくなります。そのときに、これまで患者さんをホテル療養に案内するまでのプロセス、ここに時間が掛かり過ぎたところがあると思っています。これを短縮、合理化していくために、療養者情報システムという、1つのホテル療養のためのシステムをつくりましたので、これはあとで詳細を説明します。利用者の皆さんをお運びする搬送の事業者、それからホテル。これは看護師さん中心に入力していますけど、ホテル、それから大阪府、そして保健所。ここの情報を一元管理する仕組み、ここで個別の電話等のやりとりをしなくてもホテル療養となることができるシステムを開発しましたので、それについて7月26日から運用いたします。早ければホテル療養が当日、もしくはもう翌日には療養決定してからお運びすることができるという仕組みになると思っています。
宿泊療養に入る前にCTを撮影
3です。あとは療養環境の中身の整備、拡充についてです。まず1つ目ですけれども、救急搬送、救急車ですね。それを要しない療養者の病院への搬送体制を確保していきます。これから熱中症のシーズンにも入ってきますから、救急体制というのがコロナと波が重なれば非常に厳しくなってきます。そういったときにこのホテル療養については民間タクシーの搬送をうまく活用して救急隊の負担を減らしていきたいと思っています。7月中に開始します。 2つ目です。これはすでに発表していますけども、ホテルと連携した病院です。ホテルでどうしても急に悪くなった場合に、そのまま速やかに入院できる病院の指定病院です。これは今現在、調整をしています。それから往診体制です。宿泊療養者、宿泊療養の方は、これは常にドクターが拠点のホテルにいて、そしてオンライン診療なんかを受けれる仕組みというのはもうすでに整えてますが、ここに民間の医療機関にも参入してもらって、特に夜間や休日に点滴等の治療が行えるように、ホテルの部屋に入って夜間、休日の診療ができるようにしていきたい。これは自宅療養でもやっていますけど、それをホテルの療養者にも拡充していこうということです。 そして4つ目ですけども、これは宿泊療養、試験的に実施してますが、宿泊療養に入る前にCTを撮影して、そして肺炎の疑いがないか、症状がどのぐらい重たいか、場合によってはそこでホテル療養じゃなくて病院に入院してもらうというような仕組み。これは関西医科大と連携して、入所前にCT撮影して状況を確認した上で必要に応じた入院。あるいはそれでだいたい状況分かりますので、ホテルと情報共有する。そういったやり方。このモデル事業を今進めています。 ちなみに今現在やっているホテルの支援策ですけども、まずホテルには常駐医師がいます。15カ所ありますから、全ての箇所、1カ所の拠点ホテルにいてオンライン診療等をやっていますが、常駐医師がいます。そこで健康観察をしたり、オンライン診療をしたり、あるいは薬剤の処方をしています。その仕組みをすでに確保しています。これまで2000件以上、これを活用しています。 2つ目ですけど急変、患者さん、療養者は急変することがあります。これがコロナの怖いところですが、自覚症状もなく、また、急変することもあるということで酸素室を3室、それぞれホテルに設置をしています。機器については4台設置です。これまで580件利用しています。