大阪府・吉村知事が定例会見7月21日(全文1)ホテル療養にタクシーを活用
宿泊療養は現在4000室を確保
これ、フェーズを見るとなんでここだけ1100床なんだとか、これ150床ってなんでなのとか、いろいろ意見が出てくる、ご質問が出てくるかと思うんですけど、これはそれぞれの病院に、フェーズごとに応じた確保病床を、病院にまず計画を出してもらってますから、病院で出してもらったものの積み上げがこの数字になっているという形になります。もちろんこれはいろいろ協議しながらですけれども、最終的には病院が出してもらった確保数がここに入ってくるという形になります。 もう1つ、宿泊療養についてです。宿泊療養について、現在4000室を確保しています。これも増加ずっとし続けながら4000室、現在確保していますが、今後6000室を目指したいと思っています。あと2000室追加で確保したいというふうに思っています。ここで新たにフェーズ、今まで宿泊療養はフェーズ4まででしたけども、フェーズ5という新たなものをつくって6000室を確保すると。今後、変異株の影響、それから第5波、そういったことを考えると、できる限り医療提供体制ということは強化したいと思ってます。また、宿泊療養について強化していきたいというふうに思っていますので、後ほども説明しますが、この部屋数、室数ですね。療養できる室数については6000室を目標にしたいと思っています。 次です。2点目です。これに伴って大阪モデルの指標の分母のところが少し変更になりますので、それについてご報告をします。まずモニタリング指標として、この「大阪モデル」の指標ということを大阪府においては独自に採用しています。現実の大阪府の医療体制、それを、実態をできるだけ反映させるように、国の分科会指標というのはどうしても実態を反映できてないんじゃないかと思うところもあります。そこは共有している指標です。
確保病床数が増えたので分母が変更に
その中で府民の皆さんとリスクコミュニケーションをしていく上でも、大阪府の実態に合わせた、そういったコミュニケーションをすると。黄色と緑と赤というので色分けしてやっているわけですけれども。その指標について変更、分母が変更しますので、確保病床数が増えましたから分母が変更になります。それについての説明です。 まず病床使用率に関する分母の、病床数の考え方ですけども、まず分科会指標と、これは病床全体の分科会指標の分母としては最大確保病床数になりますので、先ほどの重症病床が584床、そして軽症・中等症2502床に更新をいたします。最新版という形になります。ここは確保病床数の変動に応じて、確保病床数が増えればそれに合わせて増えていくという形になります。ですので現時点においては分科会指標における病床の使用率、これは全体の病床の使用率という形になりますが、これは、今までは重症が390床、そして軽症・中等症2457になっていました。それをベースにすると使用率は現時点で22%になるわけですが、今後はこの分母が、重症が584となります。そして軽症・中等症が2502症ですから分母が3086になります。ですので分子は変わっていませんが、7月22日時点ということで、分子は変わっていないですけれども分母が変わって、使用率は20.3%になります。 独自指標、これが「大阪モデル」の指標になりますが、これは一般医療と両立可能な確保病床数ということでフェーズ3というのを設定しています。これは医療機関に、一般医療と両立可能な確保病床数はフェーズ3としてお願いしますということで病床も確保してきたわけですけれども、これは、これまで250床でした。ですので分母は、「大阪モデル」の重症病床については250床で判断していましたけれども、これが320床に増えましたので、これから分母は320分の重症者数になります。重症者は現在42名になりますので、これまで「大阪モデル」の重症病床使用率は16.8%でしたけど、これから13.1%になります。これから分子のほうは増えてくると思います。 そして参考までにですけども、分科会指標の重症病床使用率というのがあります。これが非常に、僕は実態を反映していないんじゃないかと思っていますが、分科会指標ではこれを参考にしてさまざまな判断をされている、ステージの判断をされています。どういうことかというと、分母にHCUが含まれるということになります。そして人工呼吸器管理をしている患者さんと、そしてECMOを使用している患者さん。ここは重症としてカウントする。これは当然だと思います。