「都構想」賛成派が第一声(全文1)より良い協定書に生まれ変わった
住民サービスの低下はない
従って住民サービス、例えば大阪が独自で行ってきた住民サービス、例えば敬老パスがあります。これはしっかり公明党も進めてきました。敬老パス、そしてあるいは塾代助成、こども医療費助成制度など、さまざまな大阪市独自のサービス、こういったものは財源と、そして仕組み、そのまま特別区へ移管をしますから、住民サービスが低下する、こういったことはないわけであります。どうぞご安心をしていただきたいと思います。 私たち公明党は今の間にしっかりと大阪の未来を切り開く成長の流れをつくっていかなければならない決断をいたしたわけであります。以前、私たち公明党はこの都構想に反対している時期がありました。これはやはり意見の食い違い等もあり、スケジュールの問題もあって反対をしましたけども、去年のダブル選挙を受けて、大きな民意を重く受け止めて、私たちはもう一度この都構想のテーブルに着いたわけであります。そして丁寧な議論、そして真摯な協議で進めてきた結果、私たち公明党が提案した4つの条件、そしてまた、さまざまな要望・意見、そういったものが全て、今回の都構想の協定書に全て盛り込まれたわけであります。 従って前回の反対していたときの協定書とは大きく違う、より良い協定書に生まれ変わったわけであります。だから私たちは賛成をして、これを一緒に進めていきましょう、このように今取り組んでいるところであります。私たち公明党は大阪の未来に責任を持ち、そしてまた、住民の皆さまの暮らしはどこまでも守り切っていく、この決意でこれからもしっかりと働いてまいりますので、どうか皆さま、今回の住民投票は賛成、賛成と、ぜひお力添えを賜りますよう何とぞよろしくお願いを申し上げまして、お訴えとさせていただきます。ご清聴、誠にありがとうございました。
二重行政の暗黒の大阪には戻さない
今井:どうもありがとうございました。それでは引き続いて大阪維新の会代表代行、大阪府知事、吉村洋文代表代行のほうからお話をしていただきます。なお、ちょっとずつちょっとずつ人が増えてきているんで3密対策にお互いマナーを気を付けて、じっくり聞いていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。 吉村:皆さん、おはようございます。大阪維新の会代表代行、大阪府知事の吉村です。本当に今日は、この日この場所に立てるということを本当にうれしく思います。また、皆さんに応援いただいてここまでやってこれたことを本当にうれしく思います。皆さんに感謝です。 5年前、ちょうど今ぐらいの時期でした。国会議員を僕は辞めまして、そして大阪市長に挑戦するという市長選挙、知事選挙をやりました。そのときに僕はこういうことをお願いしたんです。都構想の再挑戦をさせてください、大阪の成長のために必要なんです、もう一度やらせてください、お願いしますということを5年前、ちょうど10月、ここでやりました。 そのときは、まあいろいろ本当に言われました。メディアのほうからも言われましたし、自民党も散々。できるわけない、何言ってんの、おかしいんじゃないの? そんなことをずっと言われました。でも皆さんの後押しがあって大阪市長に当選させていただき、この間、まあ何度も何度も階段から転げ落ちそうになりましたが、皆さんの後押しがあって、皆さんが後ろから背中を押してくれて、1歩1歩、1段1段その階段を上ってくることができました。 最後まで諦めることなく、なんとか大阪の成長のためにわれわれ10年間やってきた。そして大阪府と大阪市の二重行政をやめる、都構想を再挑戦させてください、これをずっと、もうしつこいまでに訴えてきて、なんとか今日この日を迎えることができました。これも本当に皆さん、支えてくれたおかげです。僕たちにはなんの支援も団体も業界もないんです。でも大阪を良くする、大阪を成長させる、あの昔の二重行政の暗黒の大阪には戻さない。その思いだけでこの間やってきました。そしてそれを支えてくれたのが皆さんなんです。 今日、都構想の住民投票が始まります。本当にこの日、この場所に立てること、皆さんに感謝を申し上げたいと思います。次の子供たちの未来、まさに今目の前に小さなお子さんもいらっしゃいますけども、次の世代のことも考えた、この大阪のまちづくりが僕は絶対に必要だと思うんです。あの昔の、大阪府と大阪市の二重行政のあのむちゃくちゃな時代に戻したくない。