「都構想」賛成派が第一声(全文3完)二重行政を根元から断ち切る
「大阪都構想」の賛否を問う住民投票(11月1日投開票)が12日告示された。賛成派の大阪維新の会と公明党は午前10時、大阪市内で第一声となる街頭演説を行った。 【動画】「都構想」賛成派が街頭第一声 住民投票きょう告示(2020年10月12日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「都構想」賛成派が街頭第一声 住民投票きょう告示(2020年10月12日)」に対応しております。 ◇ ◇
事前広報を抑えながら判断いただきたい
松井:皆さんおはようございます。まず最初に、今地球上にコロナというウイルスがありまして、皆さんの健康を脅かす存在になっております。大阪においては大阪府、吉村知事のところに司令塔を一元化して対策やってますが、だいぶ落着いてはきていますけれども、これからインフルエンザ、これも流行の季節になりますんで、ぜひ皆さん、ソーシャルディスタンス、対策を取りながら1人1人が感染しない、そういう心掛けをしていただいて、さまざまな活動をしていただきたい。 この住民投票においてもそうであります。だからわれわれ、本来であれば選挙というのは大勢の皆さんに集まっていただきたいということで告知をしながらあちらこちらでこういうような街宣活動させてもらうんですけれども、今回はそういう意味であまり大きな密をつくらない、そういう形でこの住民投票の活動をしたいんで、あちらこちらお伺いしますけれども、できるだけ事前のそういうメッセージ、事前広報を抑えながら皆さんにご判断をいただきたい、こういうふうに考えてます。
二重行政を根元から断ち切る
それで判断していただくのはもう簡単です。まず2つあります。判断いただくに。まず冷静に判断いただきたいということ。そしてシンプルに考えていただきたいということなんです。反対派の皆さんはあることないこと、ほとんどないことです。ほとんどないことを、不安をあおる、不安をあおるのは簡単です。未来の話ですから。というのも今回のこのコロナウイルスも、去年の今ごろこんなウイルスが世界に蔓延するなんて誰も考えもしませんでした。将来のこと、未来のことですから、未来が悪くなる、悪くなる、こう言うのは簡単なんですよ。だからわれわれはその未来を、なんとかリスクをヘッジしていく、そういう具体的なプランとしてこの大阪都構想、府市の二重行政を根元から断ち切る制度を変えましょうということを皆さんに提案してるんです。 大阪の一番のデメリット、一番大阪市民にとってマイナスは大阪府と大阪市がそれぞれ対立をすることなんです。皆さんは大阪市民であり大阪府民なんだから、対立する必要はないんです。先ほども佐藤さんからの話ありました、公明党代表の。大阪っていうような狭いエリアでど真ん中に大阪市がある、重なり合ってるんです。それはわれわれが、橋下さんと僕が知事、市長に就任する以前、橋下さんと平松さんのときも対立ばかり。太田さん、磯村さんのときも対立ばかり。それぞれが自分たちの我を張るもんだから二重にそういう無駄な行政が行われ、そこで無駄なお金を使われるのは皆さんの税金。皆さんが一生懸命働いて稼いだお金で税金を納めてもらう。そのお金をずっと大阪は長年、府市ばらばらの中で大きな無駄遣いがあったわけですよ。 これを僕と橋本さん、吉村さん、そのメンバーで今は無駄遣いしないように役所に組織をつくり、一体化をさせています。でもこの状況はこの10年だけなんです、大阪の歴史の中で。その以前はばらばらで、皆さんのお金でお互い高いビルを建てた、そのビルだけでも2,000億のお金がどぶに捨てられてきた。そういうことをもう根元から断ち切っていくには制度を変える、このことで未来永劫、二重行政とおさらばができます。 これは相手陣営は人間同士の関係でできるならそのままでいいじゃないと言うんです。できてるのは今だけなんです、この大阪の長い歴史の中で。これが人が変わればまたそれぞれが自分たちの権力、権限を持ってそういう二重の行政を動かすようなことをしてしまいます。これを変える、そのためには明確に仕事の役割分担をしましょうと。仕事の役割分担をするだけなんです。