「都構想」賛成派が第一声(全文1)より良い協定書に生まれ変わった
縄張り争いをずっとやってきた
皆さん、思い出したくないかもしれませんが、ちょっと思い出してみてください。10年前、15年前の大阪はどうだったのか。まあ散々な状況でした。借金はべらぼうに多い。大阪市も大阪府も借金は多い。それぞれ二重行政で無駄遣いをする。むちゃくちゃな状況ですよ。大阪市があの湾岸エリアに大きなビルを建てる。WTCビル。256メートルのビルを建てる。そしたら大阪府はそれに負けじと、今度はりんくうのエリアに同じようなビルを建てる。完全な二重行政。大阪市が256メートルのビルを建てれば、大阪府は256.1メートルのビルを建てるんです。そこに掛かったお金、合計で2000億円。全部ばあ。なんちゅうことしてるんですかと。 あの15年前、20年前、あの昔の大阪は、大阪市と大阪府が二重行政、縄張り争いをずっとやってきたんです。皆さんの大切な税金も無駄遣いしてきた。こういうことはやめましょう。皆さんが一生懸命、汗水垂らして働いて納める税金がどこに消えているか分かんない。二重行政でどこに使われているか分かんない。こんなことがずっと行われてきたんです。大阪の成長を阻害してきました。これをなんとかやめて、そして成長する大阪をつくっていこうと、そういうことなんです。 大阪にはまだまだ力があります。皆さん考えてみてください。今回は反対派がこういうふうに言います。いや、都構想やったら住民サービス下がるんじゃないの? 低下しますよ。政令市でできたことたくさんあるんです。住民サービス低下するんです。
反対派に言う資格はあるのか
考えてみてください。塾代助成。中学校の子供たちが勉強できるように塾代助成をする。今それ、独自のことをやってるじゃないですかと。その塾代助成はどうなるんですか。子供たちの医療費助成。18歳まで今、原則ワンコインでいけるようにしています。これ、どうなるんですか。待機児童。まあたくさんいた待機児童、待機児童対策も徹底してやっています。これどうなるんですか。都構想やったら住民サービス下がりますよと反対派は言いますけども、ちょっと待ってくれと。その住民サービスを増やしてきたのは維新の会なんじゃないんですかと。この10年間、無駄を削減して、大阪を成長させて、そして住民サービスを徹底的に増やしてきたんです。大阪を成長させてきたんです。なんで反対派の人たちが自分たちでやってこれてこなかった住民サービスが上がるとか、そんなことを言う資格はあるんですか。15年前、20年前、やってこなかったじゃないですか。 維新の会が大阪府、大阪市、今何をやってるかというと、バーチャル大阪都というのをこの10年間やってきました。二重行政はもうやめよう。大阪府と大阪市で一体の成長戦略をつくろう、これは橋下さん、そして松井さんで始まりました。今までそんなことはなかったんです。大阪市も大阪府もばらばらでやってきたんです。でもそれを1つの方向性をつくってやってきた。 結果、どういうことになる、なってきたか、大阪の税収も増えました。成長しましたからね、大阪の税収は増えた、大阪府の税収は約1.7倍、1700億円の税収が新たに生まれました。増税してないですよ。それから大阪市の税収も1.3倍に増えました。増税してないです。成長させて財源を生み出してきたんです。それから役所の無駄遣いも徹底的に省いてきました。当たり前です。15年前、20年前、皆さんの大切な税金はどこに使われてたんですか。天下りなんか山のようにいたんですよ、山のような天下りがあった。皆さんの大切な税金がじゃぶじゃぶそこに流れてたんです。 大きなビルを建てる、皆さんの税金がどんどんそこに流れていく。バスの運転手さんの給料が幾らだったか知ってますか。1000万円を超えてたのが当たり前だったんです。誰が払ってるんですか、それ。おかしいじゃないですか。そういったことがどんどん行われてきてた。それをわれわれはやめたんです。やめることによって財源、2000億円という財源も生み出しました。徹底的にやってきたんです。改革で財源を生み出す、これをやってきた。