軽くてカラフルなバッグで世の中を明るく。LeSportsac(レスポートサック)、そのタイムレスな魅力
「レスポ」の愛称で親しまれている「LeSportsac(レスポートサック)」は、ニューヨークで誕生したライフスタイルブランドだ。 同ブランドが展開しているバッグは、軽くて丈夫なうえに機能性も抜群。また、鮮やかな色合いや華やかなデザインのものが多く、ファッション性も高い。創業50年を迎えた今も世界中で愛され続けているのは、変わることのない品質の高さが背景にあるからだろう。 レスポートサックはどのように誕生し、成長してきたのか。ブランドのあゆみや人気のアイテムなどについて、レスポートサックジャパンの神代香織さんに伺った。
軽量さと高い機能性に注目が集まる
レスポートサックが誕生したのは、今から半世紀前の1974年。メルビン・シフターとその妻・サンドラによって創業された。 シフター夫妻がバッグ作りを始めたのは、ビーチに出掛けた際にセーリングを見て、“帆に使われている丈夫な生地を使ってバッグを作れないか”と考えたことがきっかけだという。 「アメリカは広大な国なので、人々の行動範囲がとても広いんです。しかし、当時は旅行用の鞄といえば重たい革製のものが主流で、移動するのも大変だったようです。 そこで、シフター夫妻は“軽い鞄でより快適に移動できるようにしたい”と考えました。これが、ブランド立ち上げのきっかけです」 こうして誕生したブランドは、フランス語の「Le(定冠詞)」「sac(バッグ)」と、英語の「sport(スポーツ)」をかけ合わせ、「LeSportsac」と名付けられた。
「シフター夫妻は、ヨットの帆に使われているナイロン生地にインスパイアされ、ナイロンを使ったバッグ作りを始めました。レスポートサックで使用しているリップストップ生地は、糸を格子状に織り込んでおり、破れにくく耐久性が高いのが特徴です。 また、水洗いもできますし、生地が柔らかいので折りたたむことも可能です」 驚くほど軽く、高い機能性を持つレスポートサックのバッグは、革新的なアイテムとして世界中の人々を魅了した。