軽くてカラフルなバッグで世の中を明るく。LeSportsac(レスポートサック)、そのタイムレスな魅力
日本で発売されたのは、1987年のこと。百貨店や大手のチェーンストアでの小売りからスタートした。当時の流行であったアメカジ(アメリカンカジュアル)の人気と相まって、日本でも一大ブームが起こる。 当時まだ入手困難だったことから帰国子女や女子大生を中心に人気が広がり、多くの人が憧れるアメリカブランドとして知られることとなった。
1991年には原宿で直営店をオープン。日本のファンにとっては待望の直営店で、15坪ほどの小さなお店には全国から人が集まり、店内は大混雑したという。
時代とともに、アイテムをアップデート
レスポートサックを象徴するスタイルといえば、「WEEKENDER(ウィークエンダー)」だろう。創業時より発売しているボストンバッグで、本ブランドを長く支えてきたアイテムだ。
「ウィークエンダーは、発売からずっとベストセラーアイテムのひとつです。長い期間人気をいただいていますが、微細なアップデートを続けています。 たとえば、当時はハンドルを手で持って運ぶことしかできませんでしたが、現在は肩に掛けられるようになっています。その他にも、裏地を改良したり、キャリーオン仕様になっていたりします。 以前は旅行用として使ってくださるお客様が多かったのですが、今ではお父さんは出張で、お母さんはジムで、お子さんは修学旅行でと家族で共有して使ってくださる方も増えました。 また、ペアレンツバッグとして使う他、アウトドアなど使用シーンも多様化しています。 ミディアム、ラージ、エキストララージとサイズ展開が豊富なので、それぞれの用途に合わせて選んでいただきやすいのも人気の理由だと思います」
レスポートサックが掲げるスローガンは、「LIGHTEN YOUR WORLD」 。軽くてカラフルなバッグで世の中を明るくしていく、という想いが込められている。 「時代が変わっても、軽量で高い機能性を兼ね備えたバッグでお客様の移動を快適にしていくことが、レスポートサックの使命です。それを、私たちはいつも心にとめています。 ブランドが50年も続いているのは、本当にありがたいことです。こうして支持していただいてきたのは、時代とともに変わりゆくライフスタイルに合わせて、軽さと機能性、ファッション性をアップデートし続けていることが理由のひとつになっているかと思います」 バッグのデザインは、ニューヨークにあるレスポートサック本社のデザインチームが担当しているが、日本のマーケットに合わせてカラーや柄、サイズ感などを日本のチームからリクエストすることもあるという。 「“A4サイズのファイルや書類、ノートPCが入るように”や“スマートフォンが縦向きで収まるサイズのポケットにしたい”など、日本の市場に合うように細かな協議をすることもありますね。 そうして作ったアイテムは、日本限定で展開することもあれば、グローバルに展開することもあります」