軽くてカラフルなバッグで世の中を明るく。LeSportsac(レスポートサック)、そのタイムレスな魅力
ブランドの柱は、定番アイテムだけではない
2016年には、レスポートサックらしい新しいラインが誕生した。軽さと機能性をさらに追求した「ESSENTIAL(エッセンシャル)」だ。 このコレクションでは、これまでの素材とは異なる「マイクロリップストップナイロン」が使われている。ダウンジャケットなどの衣類などにも使われている素材だそうだ。
「マイクロリップストップの特徴は、とにかく軽いことです。エッセンシャルコレクションは、従来の商品の約半分の軽さを実現しています。また、バッグを極限まで軽量化するために、金具をメタルからアルミに変えるなど、生地以外のパーツでも軽さを追求しています。 微光沢加工を施しているのでツヤ感がカジュアルすぎないですし、ウエビング(持ち手)部分が柔らかいので快適な使い心地なのがポイントです」 エッセンシャルは多くのファンから支持を得て、今ではブランドを支えるコレクションのひとつになっている。
一方で、これまでのレスポートサックのイメージを一新したデザインのアイテムも人気が高まっているという。それが、2022年にローンチされた「LeSportsac Atelier(レスポートサック アトリエ)」だ。 アトリエでは、ハンドルにバンブーを使用したバッグや、パフィーを入れてキルティング仕様になっているバッグなどが展開されている。これまでのコレクションとは一味違ったデザインが目を引く。
「レスポートサックアトリエは、ニューヨーク本社のクリエイティブチームと日本のチームが共同で企画・開発をしているカプセルコレクションです。“これまで使ったことのない素材を使うなど、新しい挑戦をしてみたい”と思い、日本のチームからニューヨークの本社にリクエストしたのを機にスタートしました。
使用する素材だけでなく、クリエイティブや販路なども変えており、新しい見せ方をしているんです。ニューヨークのチームと日本のチームがゼロから共作するのはブランド史上初の試みでしたが、こうした取り組みを通して新しいお客様とも出会うことができました」