汚部屋を卒業できた3人家族の「ラクに片づく仕組み」。バッグの床置きを防ぐ工夫も
家が片づかないと悩んでいる方の多くがつい行っている、バッグや書類の「ちょい置き」。そんな“汚部屋につながる習慣”を防ぎ、片づけをラクにする方法をご紹介。夫と子どもとの3人家族、20歳までゴミ屋敷で育った経験を活かして「無理なく片づくコツ」を情報発信する整理収納アドバイザー・つうさんが語ります。 【写真】紙ものをためないための「一時置き場」
つい床置きしてしまうバッグは「定位置」を決めておく
帰宅後、つい床に置いたままにしがちなバッグ。これをやめるだけでも、家の中が整った印象になります。 わが家は玄関の下駄箱の扉にフックをつけて、帰宅後はここにバッグをかけることにしています。バッグを入れておくためのカゴをリビングに用意する、クローゼットの中に置き場所をつくるなど、それぞれの家庭のライフスタイルや間取りに合わせてルールを決めてみてください。
たまりがちな紙ものは「一時置き場」をつくって判断
子どもの学校関係の書類やポストに投函されるチラシ。「あとでしっかり確認しよう」と下駄箱の上やリビングのテーブルにちょい置きしてしまいがちですよね。これが積み重なって、最終的には必要な書類が見つからなくなってしまうことも。 こういった紙ものは家に入ってきた時点で要・不要を判断し片づけるのが理想ですが、難しい場合は「一時置き場」をつくるのがおすすめです。私も保留ボックスをつくったり、目につくようにマグネットで貼り出しておくなどして、時間ができたときに仕分けするようにしています。 とりあえずのちょい置きをしないだけで、書類も探しやすくなりましたよ。
マグネットで「テーブルの上にものを置かない」を徹底
テーブルの上はちょい置きをしやすく、ものが集まってきて散らかりがちな場所のひとつ。そんなときは「なにをテーブルに置いてしまうか」を分析し、それらの収納場所をテーブルの近くにつくって対策するのをおすすめします。 わが家の場合は子どもの保育園の連絡ノートや提出書類をリビングのテーブルで書くことが多く、ボールペン・修正テープ・印鑑・体温計を置きっぱなしにしがちでした。そこで、これらをテーブル近くに置いているティッシュケースにマグネットで貼りつけて収納することに。作業中に手を伸ばせば必要なものを出し入れできるようになったので、自然とテーブルの上にものを置かなくなりました。 「ちょい置き」をしない仕組みをつくることで、家の中が散らかりにくくなり、結果的にラクに片づけができるようになりました。今回紹介したアイデアが、参考になればうれしいです。
つう