“日本での一歩目”めぐる戦い! 浜松町VS品川 再開発の行方【WBS】
品川駅は国際交流の拠点に
その品川駅前。再開発事業を手がける事業主の一つが、品川から羽田空港へ繋がる路線を運行する京急電鉄です。 「日本の玄関口は羽田空港だが、玄関口から一番最初に来る大きい町、東京の最初の玄関口は品川だろうと考えている。(品川の再開発は)社運をかけて取り組むプロジェクト」(「京急電鉄」開発事業部の松本正貴担当部長) 京急電鉄が品川駅の西口で進める複数の新たな複合施設の開発。そのうちの一つで、2029年度の完成を目指す地上29階建てのビルには、ホテルや国際会議施設などが入る予定です。さらに、オフィスフロアにはトヨタ自動車の東京本社が入居を決めています。 将来的には東京ー大阪間を最速67分で結ぶリニア中央新幹線の新駅の建設も予定される品川。トヨタやソニーなど日本を代表する企業が集積し、国際交流の拠点が誕生するとしています。 「交通の結節点として認知度が高まると、人・モノ・情報が集まりやすくなる。それが品川の一番の強み」(京急電鉄の松本担当部長) 浜松町と品川。隣り合うエリアで海外からの客のさらなる取り込みを含む再開発が進められる東京。両エリアのプロジェクトを進めるJR東日本の木村さんは、「品川、浜松町、いろいろなターミナル駅の開発を進行しているので、その連携の中で国際都市東京の魅力向上につながるようなネットワークの開発をを進め、東京のバリューアップに貢献していきたい」と話しました。 ※ワールドビジネスサテライト