上智大生の座談会トーク! 一般受験・公募推薦・指定校推薦によって、勉強法や塾選びは違う?
得意を活かして苦手を補う、受験方式の賢い選び方
司会:受験を決めてから、どのように受験方法を選びましたか? Aさん:得意な国語、英語、歴史をできるだけ活かせる受験方法を探していて、共通テスト併用型に決めました。この受験方式では、2月上旬にある数学の記述式の学部学科試験に、共通テストで高得点だった科目の得点が加味され、総合的に判断して合否が決まります。経済学部を受験するにあたって、どうしても数学は必須になるのですが、私は苦手だったので、得意科目でカバーしようと考えました。 Bさん:国際教養学部には、書類選考入試と公募型推薦の2つがありましたが、私は公募型推薦で受けました。書類選考入試は、出願前にSATという共通テストのアメリカ版を自分で受験する必要があり、さすがに英語で数学を受験する自信はなくて。 Aさん:それって書類選考じゃないよね、もはや(笑)。 Bさん:はい(笑)。公募型推薦の出願には、(1)TOEFL83点以上またはIELTS6.5以上、(2)学校の評定4.0以上、(3)英語の自己推薦書の3つが必要でした。私は、TOEFLは過去に受けたことがあり、トフルゼミナールでも対策がより充実していたので、IELTSではなくTOEFLで受験することを決めました。 IELTSで出願する人もいましたが、全体的にはTOEFLで出願する人が多かった印象です。そして出願後、11月下旬に英語のエッセイの記述試験と面接があって、12月上旬に合否が出る形でした。 Cさん:私が受けた指定校推薦は、出願には(1)学校の評定が4.0以上、(2)英検2級の2つが必要でした。学校内の推薦枠を勝ち取ることができれば、面接はありますが基本的には合格できる方式です。 Aさん:高校入学時から指定校推薦を視野に入れていたの? Cさん:いや、指定校推薦を決めたのは高校3年生の出願間際でしたね。私も、当初は受験を考えていたので、9月頃に学校側から話を聞いて、初めて指定校推薦の制度を知ったんです。日頃からコツコツ勉強していたおかげで出願資格を満たすことができたので、親と先生と相談して出願を決めました。合否が出たのは私も12月上旬でしたね。 ※TOEFL…アメリカ合衆国のNPO「教育試験サービス (Educational Testing Service; ETS)」が主催する非英語圏出身者対象の英語力証明テスト、IELTS…日本英語検定協会が運営する海外留学時の英語力証明テスト。