大阪府・吉村知事が定例会見9月2日(全文3)増加傾向は継続、ピークは見えない
インテックスの臨時医療施設はいつ開設?
朝日新聞:ありがとうございます。話変わって、インテックスに整備予定の臨時の医療施設についてなんですが、一部報道では10月中の運用開始を目指すというのもあって、あらためて開始時期の目安と、であればこの第5波の対応として臨時医療施設は間に合うのか、今の考えをお伺いします。 吉村:これは今、走りながらやってますから、確定的な時期っていうのを申し上げることはなかなか難しい。できるだけ早くと申し上げているとおりですけれども、僕自身は9月中に完成をさせたいというふうに思っています。10月中という記事も一部出ましたけれども、それは決して指示してるような状況ではなくて、できるだけ早くというのがこれまでの僕からの指示であり、共有内容です。 現実問題、10月になる可能性もそれはもちろんあるかも分からないですけれども、毎日毎日2000人、3000人単位の陽性者が出てるわけですから、やっぱりスピードを重視して僕はやるべきだと思ってます。なので、9月中にこの大型医療施設については完成させるということを目標にしたい。9月中開設、これを目指します。 朝日新聞:最後に、きのうも3000名を超える陽性者が確認されました。緊急事態宣言が始まって1カ月になりますが、先ほど人流の話もありましたけども、この1カ月たってなお感染が減少傾向に至らない理由、要因については、知事はどのように考えてますか。 吉村:いや、2つあって、1つはデルタ株の感染拡大力。そしてもう1つは人と人との接触の機会がそれほど大きく減少してない。この2つの組み合わせだと思っています。ただ、その中でも、やっぱり感染の倍加速度自体は鈍化してきてるんではないかなと、その可能性はあるなというふうにも思っています。
首都圏の状況を非常に注視している
そして、これどうなるか分かりませんけど、この先ちょっとどうなるか分からないけども、やっぱり東京、首都圏の状況っていうのを非常に僕は注視をしてます。東京、首都圏から2週間ぐらい遅れて大阪、感染が広がってくる。ほかのエリアもそこからぐっと外に広がって、今度はデルタ株がぐーっと広がる傾向にあるので、東京、首都圏が一向に収まらなければこちらも一向に収まらないということが想像されるんですけれども、東京、首都圏が、ここも専門家もいろいろ意見あるみたいですけれども、東京、首都圏の感染が収まってくるどうかということも、大阪のちょっと少し先の未来を予測するという意味では重要ではないかと思ってます。 現状では昨日3000人を超える増加傾向は継続してる。まだピークは見えないと思っています。ただ、倍加速度が1.5倍ぐらいでずっと継続してる状況でもない。なので今週、また来週の感染者数ということを非常に注視していきたいと思います。これだけ増えてきてるっていうのは先ほど申し上げたとおり、デルタ株の拡大力プラスやっぱり人と人との接触の機会ですから、できるだけ人と人との接触の機会を減らして、感染対策の徹底をお願いしたいと思います。 朝日新聞:ありがとうございます。 司会:次の方。今、手があがったABCさん。