河村勇輝が早くも莫大な〝経済効果〟 米紙特集「カリスマ性と人柄」「必見の選手」
米プロバスケットボールNBAグリズリーズの河村勇輝(23)が、早くもチームに莫大な経済効果を生み出したと脚光を浴びている。 河村は現在ツーウェー契約により、グリズリーズと下部Gリーグのハッスルを行き来しながらプレーしている。グリズリーズでは少ない出場時間の中で着実にアピールを続けており、並行してハッスルでは抜群のパフォーマンスを発揮している。 河村の人気は全米で急上昇しており、試合に出場すれば敵味方関係なくファンからは「ユウキを見たい!」の大合唱が沸き起こるなどフィーバーと化しつつある。 そうした中で、さっそくグリズリーズは〝河村効果〟を享受している。 地元紙「メンフィス・コマーシャルアピール」は「身長5フィート8インチ(約172センチ)の日本生まれのポイントガードは、リーグでセンセーションを巻き起こした。その結果、小規模市場のNBAチームとみなされてきたグリズリーズは、世界中でより多くのファンを獲得した」とその絶大な存在を強調する。 同紙は「グリズリーズは日本のチーム」と表現した上で、日本市場から巨額の恩恵を得ていると指摘。「河村の存在により、グリズリーズはゴールデンステート・ウォリアーズとロサンゼルス・レイカーズに代わり、日本の視聴者数でトップのNBAチームとなった。グリズリーズはNBA楽天での試合平均視聴者数で1位にランクインした。メンフィスはまた、NBAの日本のストアでの11月のチームグッズの売上でもレイカーズとウォリアーズを上回り、さらにNBAジャパンのソーシャルハンドル全体でのエンゲージメントでも日本の第1位のチームだ」とさまざまな効果が出ているとした。 さらに河村効果は日本にとどまらず、アジア全域にも拡大。「河村はグリズリーズが日本チームになるのに貢献しているだけではない。フィリピン、ベトナム、台湾のローカルソーシャルプラットフォームでの彼のハイライトも平均の4倍のパフォーマンスを誇っている」とズバリ指摘した。 こうしたフィーバーぶりの理由について同紙は「カワムラのカリスマ性と人柄はよく知られている。これらの要素とグリズリーズのスター選手、ジャ・モラントとの楽しい関係により、カワムラはテレビで必見の選手となった」と分析した。 早くもスーパースターとなりつつある河村。あとはコート上でのブレークを待つのみだ。
東スポWEB