日本維新代表選は「血みどろの争いをやれ」大阪・松井市長会見7月28日(全文2)
告示後、代表に適していると思う候補者を支援するのか
読売新聞:読売新聞の【梅本 00:45:19】です。代表戦の関連なんですけれども、実際、告示されたら、この人がいいというのを一党員としておっしゃるということだったんですけど、実際、選挙の支援とかもされるご予定でしょうか。 松井:選挙の支援? 読売新聞:はい。 松井:支援っていうのはどういうこと。 読売新聞:なんか呼び掛けるとか、党員とかに。 松井:それは聞かれたら、俺はこう思うということは言いますよ。それこそ黙ってるほうが無責任じゃないの、それ。例えば自民党の総裁選挙でも派閥を挙げてやるじゃない、みんな。だから安倍総理2期目のときでも、党員投票は石破さんだったけど、それはもう派閥の、国会議員の数の論理で、決選投票は安倍さんが逆転するんでしょう。それはなんかもう、その中では血みどろの争いしてますよ。僕も自民党にいたからね、よく分かってるけど。それはもう、自民党って小さな議会でも、みんな血みどろの争いしてるよ、党内役選で。ただ、それを乗り越えて、終われば一枚岩で固まってくるから、この70年近い戦後の、戦後77年のほとんどの間、自民党が政権を担う、その原動力にもなってるわけ。 だから維新の会がこれから、この先、結党から11年は、これは僕と橋下さんとでまずはつくってきたっていうその中で、土台づくりは、創業的な土台づくりをやってきたけど、これからあとは、やっぱりもうそういう党内の多数決で血みどろの争いしながらものを決めて、決まれば従うと。それを従わないのが民主党だったんで。多数決でもの決めないから。で、結局、最後ばらばらになるわけでしょう。
佐渡金山、23年の世界遺産登録は困難に。受け止めを
自民党はやっぱり勝っても負けても、えげつない戦いの中で、そこでやっぱり最終的には、決まれば、冷や飯を食おうが何しようが、そこは、負けは負けと認めると。そういう文化があるから自民党が強くなったんで。そういうふうにならないと、ままごとみたいな政治ごっこをやってたんでは、それは自民党と対峙できるような組織にはなりません。 読売新聞:分かりました。ありがとうございます。それと、ちょっと話が変わってしまうんですけれども、新潟の佐渡金山に関して、ユネスコに登録を申請していたんですけれども、当初目指していた2023年の登録について難しい状況だということで末松文部科学大臣が本日ちょっと表明したんですけれども、それで今後、再提出することを表明されたんですが、この件に関して代表としての受け止めというのをお願いできますか。 松井:いや、だからそれ末松さん、何が難しかったんか、ちゃんとはっきり言ってあげないと。あれもともとは、延期延期になる中で、これは安倍総理を中心に自民党の人たちがやっぱり佐渡金山を、世界遺産登録目指す、登録すべきだということで議論なされてきた経過があると思います。だからもう末松さん、まさに自民党の文科大臣なんだし、萩生田大臣のときに、これはもう早くユネスコに登録すべきだっていうことに、あれ、なったんじゃなかったのかな。 読売新聞:本日の説明では、ユネスコ側から十分でない点があるという指摘を受けたということだけ説明されているようなんですけれども。 松井:だから十分じゃないって言った、それは何かを言わないと、それ改善できないじゃない。だから、もうそこはやっぱりちょっとはっきりすべきだと。でないと、これまで登録のために尽力してきた大勢の人たちが納得しないと思いますよ。 読売新聞:分かりました。ありがとうございます。 【書き起こし】大阪・松井市長会見7月28日 全文2に続く