「まとめる力が代表には必要」大阪・松井市長会見7月28日(全文3完)
大阪市の松井一郎市長は28日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪市の松井一郎市長が定例会見(2022年7月28日)」に対応しております。 【動画】大阪市の松井一郎市長が定例会見(2022年7月28日) ◇ ◇
代表選を行う意義を確認したい
共同通信:共同通信の河添です。先ほどの代表選のことについてお伺いしたいんですけども、代表選をなぜやるかという意義について確認させてもらいたいんですけども、それは先ほどおっしゃっていた血みどろの争いをする中で自民党のように勝っても負けてもそのあとは従うっていうことをやることによって、党が強くなっていくからということなんでしょうか。 松井:うん。そうですよ。さっき、後継指名の話あるけど、後継指名では納得しない人が出てくるんじゃないかと。それで決まったとしても。それは選挙を経てないから。維新の会の身を切る改革で、われわれ府議会報酬カットからスタートしましたよ。あのときは僕は橋下さんっていう圧倒的な代表がいて、大阪維新の創業者も僕と橋下さんだったの。橋下さんっていう圧倒的な代表者がいて、いろんな党内の運営を、これをやっぱりちょっと強引っていうか強硬って言われながらも運営してきた。僕が幹事長でもね。身分に関わる報酬カットは僕らが一任で決めたわけではありません。あれ、君ら全然、今の記者の人は知らんと思うけど、2010年の話で、維新の会ができてすぐね。だからそれはいくら橋下さんや僕らでも報酬3割カットは、これは俺らが言っているんだから黙って付いてこいということで決めませんでした。
俺はやっぱり反対やったという人があとから出てくる
最後、党へは今の維新の会の本部に、あのときはまだ2階の一部しかなかったけどね。そこへみんな集まって、最後もう手挙げて決めた。それで結果どうやったか分かる? 1票差よ。数えてんだから、俺が。反対の人は反対の理由はあったのよ。やっぱり政治家の身分をそうやって削ることでいい人材が集まらないという、そういう意見もあるし。それで賛成の人は僕を含めて、政治家、これだけやっぱり世の中厳しい状況の中で政治家はそもそも恵まれ過ぎてるという。だからそこはやっぱり雇用者所得の平均とかそういうことを考えても3割程度は当然と。そのときだいたい、もう1つは橋下さんがもう3割カットしてたから、知事として。知事と議会が車の両輪っていうなら、やっぱり知事のカット率に合わせるべきっていうのが僕の理論ね。僕の考え。 でもやっぱり反対派の人は、そこはいい人材を集めるためにやっぱり報酬カットっていうものについては慎重であるべき。だから両方、もう白熱しましたよ。賛否両論ですよ。最後僕が言ったのは多数決。1票差で勝っただけだからね。でも1票差でも多数決で決まったことはみんなで従おうねっていうことで、そのすぐの議会に3割カットを出したのかな。議案で。 結局そういうことですよ。いくら代表・幹事長でそういう支持する声が多くても、やっぱり賛否拮抗することはあるんです。それは最後は選挙で。やっぱりみんなでもう目に見える形で決まったんだから。で、決まったこと従わないんだったらもう出ていくしかない。自民党はこれ、逆をやられたから僕が出ていったわけでね。 だから、代表選挙っていうのはそういう意味です。これからやっぱり僕が後継指名したらたぶんみんな、うん、まあ松井が言うんだからそれでいいじゃないって言うかもしれないけど、でもそれは意思表明してないから、俺はやっぱり反対やったっていう人があとから出てくるんで。俺は反対やったっていう人は、ちゃんと反対は反対で声を上げて、でもその反対より賛成の人のほうが多かったらそれに従うと。それを乗り越えていって、要は政党組織として少しずつ成熟するんじゃないの。 だから維新の会も全部が僕の思うとおりに全部決めたわけではないです。そういう賛否のときは最後は多数決やってるんで。それも手挙げてやってるんでね。今は大阪市議会とか役選ももうだいたいみんな、これも100%合意の下で団長、幹事長決めてるけど、大阪府議会はたまにやっぱり役員選挙を記名投票でやってるからね。代表選挙。これも記名投票で代表っていうのはそれもみんな、もう僕が府議会幹事長のときから、浅田さんが代表のときから、そのときはもう手挙げてやってたんで。