大阪府・吉村知事が定例会見3月31日(全文3)感染拡大力のほうが強い状況
マスク会食は夜のみを想定しているのか
朝日放送テレビ:ABCテレビの川口です。知事がこれまでも呼び掛けていたマスク会食の徹底についてなんですけれども、具体的にマスク会食っていうのが夜のみを想定しているのか、それともお昼、そういったところも想定しているのか教えてください。 吉村:これはもう昼も夜もそうです。要は会食するときは常にということです。というのも、例えば確かにお酒飲んで大きな声になって、わいわいやるというのは、夜やるというのは、われわれの行動パターンとして多いんですけども、最近では昼カラでクラスターが出たり、昼の飲み屋がなんか広がってたりというところもあったりします。ウイルスからすると昼も夜も関係ありませんから。行動パターンとしては夜そういったことを、こっちの、われわれのほうがやることが多いので、例えば時短要請であったり、そういったことが効果があると思っていますが、ウイルスは全然それ関係ありませんので。昼の昼カラだったり昼飲みであったり、結局リスクは一緒ですから。ただ、絶対数は少ないとは思います、みんな夜飲むのが普通なので。 なのでそういった意味では、リスクは一緒である以上、やっぱり昼飲みであったり昼のカラオケなんかもそうですけれども、日中の時間帯であっても、そういった会食をするときについてはマスクを着けて、食べるときにちょっと下げて、しゃべるときはマスクを着けてやろうよと。若干窮屈ではあるんですけれども、それをすることによって飛沫感染の拡大リスクっていうのは大きく減少するだろうというふうに思っています。なので仮にまん防が適用されて、まん延防止等重点措置法が適用された場合、マスク会食の義務化をお願いしますというのは、これは日中も含めてということになると思います。
マスク会食は府民の義務か
朝日放送テレビ:ありがとうございます。きのう飲食店のほうを取材していますと、マスク会食義務化についてどう思うかということで、なかなか飲食店から言うのは難しいということで、知事もきのうおっしゃっていましたけれども、こちらの義務化というのは大阪府から府民への義務っていう認識でよろしいでしょうか。 吉村:ええ、その認識のとおりです。やっぱり飲食店からなかなか言いにくいっていうのは、そのとおりだと思います。なので、まずは大阪府から府民の皆さんへ対して、政令上の要請義務として、このマスク会食をお願いしたいと思っています。もうちょっと厳密に言うと、実は事業者のほうに、マスクをしてない者についての入店禁止であったり、あるいはマスクをせずに、わーわー大騒ぎしている方を退場させる、退場であったりっていうのは、飲食店のほうにそうすべき義務っていうのが政令上の義務になります。なので本来は府民の皆さんへ対しても、飲食店の皆さんに対しても、これはお願いしますと。両方に義務をお願いすると。まん延防止等重点措置法の期間中ね。ずっとじゃないですから。その期間中はお願いしますと。まん延を防止するためにお願いします。なので府民に対しても大阪府から要請、義務をお願いするし、事業者に対してもそういったものを、義務化をお願いするということになると思います。 ただ、現実どこまで言えんのっていうのは、確かにお客さんなんでね。言いづらいところはあるっていうのは、もう僕も分かりますから。これはもう大阪府から府民の皆さんに対しての義務と。僕の中で、大きく頭で切り分けているのは、やはりこれから時短要請をお願いすることになると思います。時短要請は一時的に感染者を減らすことに有効なんですけど、いつか終わります。終わったらまた同じように、ウイルスゼロじゃないから、同じ行動形態であれば広がってくる。この繰り返しになります。ウイルスは増えたら抑える、減って社会活動をやって、増えたら抑えるという、ハンマー・アンド・ダンスってよくいわれますけども、ワクチンが広がるまでは、基本的にはそういうことになるんだとは思いますが、少しでも感染対策を強くするという意味では、時短要請っていうのはやっぱり持続可能な措置、やり方ではないし、ただ、一時的に、緊急的に陽性者を減らすっていうのには非常に効果的だとは思います。時短要請とか休業、海外で行われるロックダウンというのは、そうだと思います。やっぱり持続可能ではない。