大阪・吉村知事「現在の感染状況は完全に右肩上がり」
過去最多の650人を超えてくる数字が出てくると予測
大阪府の吉村洋文知事は31日午後、大阪府庁で定例会見を開き、現在の大阪府の感染状況について「完全に右肩上がりの状況です。急拡大している状況」「(大阪府の)過去最多の650人を超えてくる数字が出てくると予測しています」と述べた。 【中継】大阪府・吉村知事が定例会見(2021年3月31日)
20代が圧倒的に多い。中でも大学生が非常に多いという報告も受けています
会見によると、大阪府はこの1週間で急拡大しているのが現状だという。どこで拡大してるかを感染日ベースでみると、3月中旬以降から感染が急拡大をしているという。 吉村知事は「この内訳も重要で、20代が非常に多いです、20代だけで30%弱、、30代以下の若い世代で新規陽性者の6割弱が最近の数字でいくと多い。3月17日からのカウントで行くと、10代から30代で51%。ここ数日を見ると約6割弱が30代以下、20代が圧倒的に多い。中でも大学生が非常に多いという報告も受けています」と説明した。
卒業旅行でのクラスターという報告も受けている
会見によると、3月中旬ごろから春休みに入り、暖かい季節になり、外で飲食飲み会コンパ、卒業旅行でのクラスターという報告も受けているという。 吉村知事は「春休みという期間は今も続いてますから、いま感染した人は10日から12日後になってきますから、今後も感染状況としては、まだ伸びるというのが今の分析です。若い人に感染が広がると、同居の家族であったり職場であったり広がってきて、数がなかなか減らない傾向が続くと予測している。感染としてはこれからも伸びるとおもっていますし、(大阪府の)過去最多の650人を超えてくる数字が出てくると予測しています」と述べた。
「危機感については国と共有できているのではないか」
また、変異株についても述べ「もう一つは変異株の影響、どこまで影響しているかは客観的には難しいが、ここも一定程度影響しているのではないかと判断している」と説明した。 報道陣からは「国との連携はとれているか」という質問もあり、吉村知事は「国との綿密に連携しながら事務方を含めて共有してますから、危機感については国と共有できているのではないかと僕自身は思っています」と話していた。